武奈ヶ岳〜葛川坊村から御殿山コースで登り、コヤマノ岳、シャクシコバノ頭を経て小川新道で下り、葛川坊村へ   Mt. Bunagatake

ロープウェイが廃止となったいま、比良山系の最高峰・武奈ヶ岳1214mへの最短ルートは、この葛川坊村から御殿山コースといわれる尾根道をたどるルートでしょう。御殿山1097mまでほぼ単調な登りで、標高差はほぼ800mです。その後少し下ってワサビ峠を経てから、西南稜より武奈ヶ岳への150m余りの登り。特別にきつい傾斜もなく、危険個所もありません。ただ、変化に富む、というわけにはいかず、水場はありません。下りは、コヤマノ岳、シャクシコバノ頭を越え、小川新道を下りました。こちらは尾根道から谷に下り、渡渉もあって、最後は林道歩きと、変化満点です。11月初旬、山頂付近はきれいな紅葉に彩られていました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

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山行写真
撮影日:2008/11/2 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5


登山口の明王院への橋 @
葛川坊村の明王院は平安時代のはじめ、延暦寺の僧であった相応が開いた天台宗の古刹です。天台回峯行の道場として知られています。
この日は改修工事のため、建物はすっぽりと覆われていました。橋を渡ってまっすぐ進みます。




御殿山コース・登山口 A
すぐに山道となります。ここはまさに御殿山から延びてきた尾根の突端です。



杉林の登り A-B間
しばらくは、杉の植林帯を急登です。



楓紅葉 B
その先で、傾斜が緩くなってきました。楓がきれいに色づいてきました。見とれながら少し休憩です。



樅の大木 B-C間
大木がありました。樅(モミ)の木です。比良山系の一つのシンボルでもあります。



尾根を外れる C
坊村から2km上がってきたようです。レスキューポイントとなった広場があり、ここでルートは稜線を外れて右の山腹へ。



小さな谷を登る D
しばらくは右山腹を巻きますが、やがて右から上がってきた小さな谷に吸収され、緩い谷状地形を登ります。



再び尾根上へ E
再び、御殿山の尾根上に出ました。御殿山頂ももう少しです。



皆子山 E-F間
尾根上の見晴らしがきく場所に出ました。中央左寄りは京都府の最高峰、皆子山972mです。このほか、鎌倉山、峰床山、白倉岳も望めました。



御殿山の山頂 F
やがて、御殿山の山頂です。



武奈ヶ岳 F
御殿山の山頂から、西南稜と武奈ヶ岳。紅葉が最高です。



烏谷山、比良岳と打見山 F
御殿山の山頂から。中央に烏谷山。その右に台形の比良岳。その上には琵琶湖バレイの施設の建つ打見山。



蓬莱山 F
同じく御殿山の山頂から。打見山の右には大きく蓬莱山です。



西南稜の紅葉 G
ツツジ科の木の紅葉です。



御殿山 G
さっきいた御殿山を振り返ります。



近づいてきた武奈ヶ岳(1) G-H間
いよいよ山頂が近づいてきました。



近づいてきた武奈ヶ岳(2) G-H間
何回見てもきれいです。



山頂近くから南望 G-H間
南には左からシャクシコバノ頭、蓬莱山、御殿山。蓬莱山の一つ手前に比良岳、白滝山の姿も。



武奈ヶ岳・山頂 H
三角点のある山頂です。この日はかなりにぎわっていました。



コヤマノ岳に向かう I
イブルキノコバ方向への分岐を過ぎると、山頂から続いてきたにぎわいは消え、また静かな山歩きとなりました。



コヤマノ岳の山頂 J
山頂は広く、どこが最高点かはよく分かりません。とりあえず、看板があるところで。



ブナ並木 J
山頂のすぐ先に、天然のブナ並木がありました。



堂満岳 J-K間
左前方に堂満が見え隠れします。



中峠 K
コヤマノ岳とシャクシコバノ頭の鞍部でもある中峠です。かつては武奈ヶ岳西南稜を下ったハイカーたちが
ロープウェイ駅に戻るルートとしてにぎやかに越えていた峠も、いまはほんと静かです。



シャクシコバノ頭の山頂 L
標高1121mの山頂です。樹木が多く見晴らしはありません。



小川新道を南へ M
落ち葉で踏み跡はわかりませんが、とにかくブナの尾根上を南下します。美しいブナ林です。
なお、山頂からは南西向きにも尾根があるため、真南より少し東に振っていることを要確認です。




尾根を急降下 M-N間
尾根上に針葉樹が多くなる頃、かなりの急降下が続きます。



堂満岳 M-N間
堂満がさっきよりだいぶ高くなってきました。



P931 N
やがて931mの標高点のある小ピークの山頂です。



白滝山 N
右前方に白滝山が近づいてきました。



小川新道を南へ N-O間
P931から少し下がったところに、石積みの標識。「シャクシコバノ頭⇒大橋小屋 小川新道」と書かれています。



谷状地形を急降下 N-O間
標識のあと、尾根を離れて急降下が始まります。谷状地形の底を行きます。落石注意です。



奥ノ深谷沿いの道との出合 O
シャクシコバノ頭から1時間かけてやっと下ってきました。



シラクラの壁 P
牛コバを経て林道を下ってきました。奥ノ深谷を渡ったところで、右上に岩壁が現れます。シラクラの壁です。



麓の裾模様 Q
ようやく駐車場が近づいてきました。ここまで下りてきても、紅葉はみごとです。



山行記録:日時−2008年11月2日、天候−曇り。10:25 明王谷を少し登ったところPに駐車し、10:30 明王院@を出発、11:35 尾根上のレスキューポイントC、12:10 御殿山F着、昼食。12:30 F出発、13:05 武奈ヶ岳・山頂H着。13:10 下山開始、13:30 コヤマノ岳J、13:45 中峠K、13:55 シャクシコバノ頭L、14:30 P931N、14:55 奥ノ深谷沿いの道との出合O、15:45 牛コバ、16:25 駐車地P。(単独)

 朝から雲の多い秋の日でした。武奈ヶ岳は前回は、ガリバー旅行村から登ってみたので、今回は反対側、葛川坊村の明王院から登り、小川新道で下りました。紅葉のタイミングもかなり良かったようで、山頂付近をはじめ、いろんなところで紅葉を楽しめました。なお、この日は前日までの雨で川の水量が多く、岩も滑りやすい状態で、Oの先の奥ノ深谷の渡渉には肝を冷やしました。岩上で2回ぐらい滑ってよろけたと思います。おまけに、ちょっと年配の大団体さんが河原で休憩されていて、その注目のもと、私が先に渡る羽目になったので、ほんま、かっこ悪かったです;;

MAP

この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(比良山、花脊、北小松)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。