桑谷山 Mt. Kuwatani 久多峠〜能見〜能見口〜大悲山口〜桑谷山〜久多峠

撮影日:2013/5/25 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5

 桑谷山931mは、京都北山の第二の高峰・峰床山970mから北西向きに延びる尾根の上にある峰です。別名経塚山。東西に二峰を持つ双耳峰で、三角点は西峰(924.9m)、最高点は東峰(931m)です。初の桑谷山なのでバリエーションルートははずして、車を使った周回ルートを考えてみました。基本的に登山道は南北のルートしかなく、周回ルートとするにはどうしても久多峠〜能見〜大悲山口の車道を行く必要があります。能見口〜大悲山口はバス便があるので、最初はバス便に合わせてと考えましたが、実際は少し早く着き過ぎたせいもあり、すべて歩きました。久多峠から大悲山口までは7.2kmでした。そこから桑谷沿いの登山口までは1.8km。合計9.0kmを歩いてからようやく山道に。そこからの山歩きはほぼ6km程度なので、合計15kmほど、ほぼ5時間のほどよい行程でした。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

ルートマップ




久多峠西側の空き地に車をとめる @
久多峠は道が狭く、路肩にとめることはできません。空き地を探して少し西に下ったあたり@に車をとめました。ここなら、峠から歩いて下っても5分ほどです。



府道を下る @-A間
府道110号線の峠道を西に下ります。やがて能見が近づき、道は平坦に。



トチノキ、ミズキの花 A
まもなく能見の集落。萱葺きの懐かしい民家が並んでいました。道端には、栃の実がなるトチノキ(上)やミズキの花が満開でした。



能見口 A-B間
やがて、府道38号線との三叉路。能見口です。



旧府道へ A-B間
能見口にはバス停があり、ここでバスに乗ろうかと考えましたが、次の京都出町柳行きは10:52。まだ40分ほどあるので、歩いたほうが早そうです。
新しくつけられた府道に出ず、旧府道を進みました。橋の向こうの建物は、廃校となったかつての小学校のようです。左手には八幡宮があります。



杓子屋町 B
やがて新府道と合流しますが、この先のように、まだまだ狭いところが多い、のどかな道です。



大悲山口 C
大悲山口のバス停に付きました。バスより少しは早く着いたようです。ここで、左に曲がります。



キセキレイ C
きれいな黄色い小鳥が電線に。キセキレイです。



桑谷林道入口 D
大悲山峰定寺への道を10分ほど進み、左への林道に入ります。この林道が桑谷林道で、山名の由来となった桑谷沿いに上る林道です。



桑谷林道 E
右の渓流が桑谷です。



登山口 F
ようやく桑谷奥の桑谷山登山口に着きました。車は、登山者のものではなく、後で出会った林業作業関係者のものでした。



芦生杉 F-G間
この尾根は最初はなかなか急ですが、巡視路なので急なところは階段があります。また、このような芦生杉が何本も見られる尾根です。



尾根上のルート G
相変わらず芦生杉が存在感を見せる尾根です。



鉄塔下A H
やがて尾根芯を右に外れて山腹道となり、谷状の地形を登り詰めると、鉄塔の足もとに出ました。



片波山 H
鉄塔下Aからは正面に二つの並んだ峰が見えました。右の頭が平らな山が片波山763mです。
左は片波山の東に立つ756mの無名峰。遠方左端は桟敷ヶ岳896mでしょう。



次の鉄塔下B I
すぐ先で2つ目の鉄塔。ここの鉄塔は複線です。先ほどのは東の線。今度は西の線の鉄塔です。ここは標高813m。



桟敷ヶ岳・望遠 I
鉄塔群の行く方向にあるのが桟敷ヶ岳896mです。



その先の尾根 I-J間
二次林の美しい尾根となってきました。



山頂手前の三叉路 J
尾根を登り詰めたところです。ここで、左が三角点のある西峰。右が東峰です。まずは西峰に向かいます。



西峰へのルート J-K間
これまでの巡視路のように整備されてはおりません。ところどころで藪にもぐって、鹿よけネットを乗り越えて進みます。



西峰・山頂 K
分岐から15分ほどで西峰に着きました。三角点は標石が両側とも欠けていました。三等三角点、点名は「長戸」、標高は924.90mです。



小野村割岳 K-J間
分岐Jに戻る途中の鞍部あたりから、周囲の山を楽しみます。まず北西に目をやると中央分水嶺の山脈がまぢかです。
中央が小野村割岳の南の尾根上の分水嶺が屈曲するところにある小野村割岳の最高点951mです。三角点峰932mはその裏で見えません。



三国岳 K-J間
ほぼ真北に三国岳959m。そしてその右に頭だけ出しているのは百里ヶ岳931mです。手前はフカンド山。



経ヶ岳とヘラ谷奥 K-J間
三国岳から県境沿いに続く二峰です。上が経ヶ岳889m。いまいる桑谷山も、別名が経塚山です。
下がヘラ谷奥(イチゴ谷山)909m。三角点892mは左の突起にあります。最高点はなだらかな部分。



東峰の山頂 L
Jまで戻り、少しだけ登ると、東峰の山頂です。ここは、国土地理院地図で確認すると931mあります。



東峰の東にある鉄塔C M
東峰の最高点からまた少しだけ東に進むと、今日3つ目の鉄塔があります。ここは眺望がなかなかです。しばらくは、ここからの眺めを。



白倉岳、蛇谷ヶ峰 M
ヘラ谷奥の南の尾根の向こうに、ギザギザの白倉岳連峰の姿です。ほぼ中央の丸い峰が山頂950m。
その右に中峰、南峰。下がった尾根の向こうからは比良最北の蛇谷ヶ峰902mです。



鎌倉山 M
ほぼ真東です。左寄りの丸い峰が、鎌倉山950mの山頂です。その右へ、県境の尾根が続きます。後方は比良山系の連山。
左端がコヤマノ岳1181m。右へ、シャクシコバの頭1121m、堂満岳1057m、烏谷山1077m。武奈ヶ岳や蓬莱山はあとの鉄塔のほうが好条件です。



皆子山 M
その右には峰床山970mが見えるのですが、ここからは樹木とペアの鉄塔の具合で大半が隠れていました。
あとでまたいい場所があるので置いといて、次に京都府下最高峰の皆子山971mです。南東の方向です。



滝谷山、花脊大鉄塔 M
真南です。この山塊はほぼ中央にある滝谷山876mの一帯です。右寄りには花脊の大鉄塔が霞んでいます。その右のくぼみが花脊峠でしょう。



雲取山 M
その右、南南東あたりの山塊です。ちょうど近くの鉄塔群が向かう方向。奥の一番高いところが雲取山911mでしょう。



下山開始 L-N間
いよいよ下山開始です。Lの北側も歩きやすい尾根道が続きます。



鉄塔D N
あっという間に次の鉄塔Dに着きます。



蓬莱山と峰床山 N
さっき置いておいた、蓬莱山1174m(左奥)と峰床山970mです。ここから見ると偶然でしょうがよく似た山形をしていますね。



急降下の道 N-O間
しばらく急降下が続きます。



鉄塔下E O
久々に鉄塔下に出ました。今日最後の鉄塔Eです。標高は801m。



鎌倉山 O
ここまで下がってくると、鎌倉山が段々と立派に見えてきます。



釣瓶岳と武奈ヶ岳 O
そして、この二峰もここからの眺望が一番いいと思います。左が釣瓶岳1098m。そして右が比良の主峰・武奈ヶ岳
1214mです。釣瓶と武奈の間の鞍部が細川越。武奈の右にはコヤマノ岳、御殿山。手前は鎌倉山の尾根。




その下の尾根道 O-P間
鉄塔Eからまだ標高差150mを下らないと峠に着きません。道は落ち着いたいい道です。



久多峠 P
やがて、久多峠の車道に出ました。車をとめたところ@までは5分ほどです。



山行記録:日時−2013年5月25日、天候−晴れ。9:18 久多峠西のP@に駐車後出発、10:12 能見口バス停三叉路、10:45 大悲山口バス停C、10:56 桑谷林道入口D、11:14 登山口F、11:56 鉄塔下AH、12:31 尾根分岐J、12:48 桑谷山・西峰山頂K着。ここで、昼食。12:55 出発、13:11 東峰L、13:12 鉄塔下CM着。しばらく写真撮影などして、13:39 出発。13:43 鉄塔下DN、14:02 鉄塔下EO、14:21 久多峠P、14:26 P@着。

行程時間5時間10分、歩行時間ほぼ4時間半の周回ルートです。歩行距離は約15kmです。今回はこのような大きな周回ルートを取りましたが、それでも5時間ほどなので、手ごろなルートかもしれません。ただ、1時間40分ほどの車道歩きが長すぎるきらいはあります。あとで調べてみると、西峰から南西に延びる尾根や、西北西に延びる尾根上、あるいは西に落ちる長戸谷にも一般向きではないもののルートがあるようです。これらをうまく利用するのも面白いかもしれません。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(久多、花脊)をベースに作成いたしました。