三国峠  Mt. Mikunitohge

 三国峠は、若狭・丹波・近江の三国境に位置する標高776mの峰で、中央分水嶺高島トレイルの一山でもあります。国土地理院の地形図では、「三国岳」と表記され、直線距離で3km南東にある同じく「三国岳959m」とまさに混同してしまわれてきた山です。最近の傾向では、こちらを三国峠(みくにとうげ)、3km南東の峰を三国岳(さんごくだけ)と呼んで区別しています。なお、三国岳のほうは、丹波・山城・近江の三国境です。ところで、三国峠という名前は、山ではなく峠の名前のようですが、この周辺には他にも「峠」と付いた山がいくつかあります。少し西の京大研究林の中にある「傘峠」や「ブナノキ峠」など。ですから、まんざら変でもないようです。この日、午前中に「さけび越え」から正座峰を登ってきました。降りてきたらまだ午後一時過ぎで、帰るにはもったいない。そこで、車で生杉の奥の「生杉休憩所」まで移動し、三国峠に登ってみました。その後、トレイルの一部であるルートを地蔵峠まで歩き、林道で生杉休憩所に戻りました。2時間足らずのなかなか楽しい周回ルートでした。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。


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山行写真
撮影日:2013/10/27 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



生杉休憩所の駐車場 @
朽木生杉集落から奥へ進み、くねくねと曲がる市道をしばらく走っていくと、やがて
「生杉休憩所」に着きます。トイレがあって、車がたくさんとまっていました。




ブナの原生林の看板 @-A間
ちょと戻った谷の橋の手前に、看板があります。そう、ここはブナの原生林として
有名な場所でもあります。地図に描いているのはブナを観察するための遊歩道。




登山口 A
橋の反対側には登山口の標柱。



滝のような流れ A
前の日にまとまった雨が降ったせいで、あちこちから滝状に水が落ちてきていました。



登り道 A
まずブナ用の遊歩道を上がっていきます。次の分岐は左を取りました。



登山道入口 B
遊歩道の上端あたりから、登山道に入ります。しばらく急登です。



ブナの間の急登 B-C間
踏み跡を辿って上へ上へ。



苔むしたブナ B-C間
わずかに紅葉が始まったブナの木です。



尾根に出る C
一汗かく頃、尾根の上に出ます。急登もおしまいです。



尾根上の道 C-D間
しばらくは尾根上を忠実に登っていきます。



ピーク803 C-D間
右の視界が開けました。中央分水嶺トレイルの山々が眼に入ってきます。左寄り、無名のピーク803です。
右端には木の葉の後ろから百里ヶ岳が見え始めていますが、あとで山頂からじっくり撮ります。




谷状の地形 D
ルートが少し尾根の右側に寄ります。美しい林の中です。



地蔵峠への分岐 E
その少し先に分岐の標識がありました。ここで中央分水嶺に乗ったことになります。まず三国峠を目指します。



尾根上の登り F
三国峠の、その山頂は中央分水嶺からわずかに西に外れています。山頂まで尾根を進みます。



長池 F-G間
右手に、なんとなく水溜りが。これが、長池のようです。枯葉で埋もれている感じです。



山頂 G
山頂の広場に着きました。



三等三角点 G
山頂には三等三角点「三国峠」があります。標高は775.94mです。


山頂Gからの眺望


百里ヶ岳
三国岳とともにこのあたりの盟主、標高931mの百里ヶ岳です。少し見上げる角度です。



地蔵谷峰
標高792mの地蔵谷峰。端整な山容で知られる山です。中央分水嶺からは大きく外れています。



蛇谷ヶ峰
比良山系最北の名峰・蛇谷ヶ峰902mです。ちょっと霞んでいます。



正座峰
この日の午前中に登った正座峰725mは、二番目の列の峰です。手前はカベヨシから北東に延びる尾根、奥の尾根は鷹ヶ峰と白倉岳の間の稜線です。



白倉岳と釣瓶岳
手前の峰々が白倉岳の諸峰。その後ろに比良の釣瓶岳1098mです。釣瓶岳の左手前が白倉岳の本峰950m。




地蔵峠分岐 E
Eの分岐まで戻り、地蔵峠に向かいます。進行方向を見たところ。



三国峠・山頂を望む E-H間
稜線を南下します。振り返ると、三国峠の山頂部です。



尾根の折れるポイント1 H
Hで尾根が左に折れます。指導標があります。確かに尾根は直進のほうが立派に見えます。



稜線の様子 H-I間
尾根上のトレイルはこんな感じです。



尾根の折れるポイント2 I
次のピークIにも指導標があり、ここでも左に曲がります。



トレイルを進む I-J間
尾根上が疎林となり、トレイルの前方が見えてきました。



三国岳 I-J間
手前の尾根の上に三国岳の山頂部です。手前の尾根は、中央分水嶺のカベヨシ周辺です。



武奈ヶ岳 I-J間
比良の主峰・武奈ヶ岳1214mの姿です。やっぱり威厳があります。



植林帯を下る I-J間
ここまで、右に京大の芦生研究林を眺めながら美しい二次林の中を歩いてきましたが、ついに杉の植林が現れました。



地蔵峠への下降点 J
また、左への指導標。でも、ここは尾根の屈曲ではなく、尾根を外れて、地蔵峠の林道への下降点です。



林道が見えてきた J-K間
下に林道の白い光を見ながら急降下します。



林道に出てきたポイント K
こんなところに出てきました。赤いテープが2つ付いているのが、出てきた小道です。



地蔵峠 L
林道を少し登ってみると、地蔵峠です。京大芦生研究林の黄色いゲート。



滝1 M
あとは林道をのんびりと下ります。途中、左手から滝が落ちてきていました。



滝2 N
また滝です。なかなかきれいな流れです。



林道 N-@間
車止めがあるので車は来ませんが、なかなかいい道です。



生杉休憩所の駐車場 @
戻ってきました。登り始めにたくさんあった車も、もう2台だけに。白い建物がトイレです。


山行記録:日時−2013年10月27日、天候−曇りときどき薄日。13:52 生杉休憩所@に駐車後出発、13:54 登山口A、14:01登山道入口B、14:13 尾根C、14:28 三国峠・山頂G着。14:36 山頂発、14:42 地蔵峠分岐E、15:20 地蔵峠・林道下降点K、15:23 地蔵峠L、15:44 駐車地@着。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(古屋)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。