峰床山と八丁平 Mt.Minetoko and Haccho-daira

撮影日:2008/5/4 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5

京都府下で2番目の標高、970mをもつ峰床山は、皆子山の北側に位置しています。山頂は京都府内にあり、厳密には滋賀の山ではありませんが、滋賀側からも登りやすい山です。京都側からも複数のルートがありますが、今回は滋賀側から江賀谷ルートで登りました。このルートは途中、高層湿原・八丁平を通ります。この周辺には、比良山系の八雲が原や小女郎池のようにずいぶんと環境破壊が進んでしまった高層湿原はありますが、ここは近畿でも珍しい、自然がよく残った湿原です。夏にもう一度訪れてみたいところです。かつて八丁平には、なんと林道が通るという計画があったそうです。でも、八丁平の保護運動によって、なんとか林道建設を中止(迂回)するに至ったそうです。これからもなんとかこの自然を残していっていただきたいものです。

写真の後の数字は最後の地図(MAP)中の数字と対応しています。

今回のコースMAPへ


峰床山・稜線突端からの眺望へ



江賀谷の入口 @
国道367号、葛川中村町の、中村橋点滅信号を左折し、橋を渡って川沿いの林道を少し登ったところです。
ここで、初めて江賀谷を渡ります。もっと奥まで車で入ることは可能ですが、このあたりに駐車して、アップします。



ツルカノコソウ A
林道沿いには、このツルカノコソウのほか、ミヤマカタバミ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、ヤマルリソウが咲いていました。



林道の終点 B
先の軽トラのところで林道は終わっています。その少し手前の橋を、右へと渡ります。川もここで合流しており、
まっすぐ方向が江賀谷左俣、右方向に右俣が分かれています。八丁平からの水は、左俣を通って流れてきますが、
登山道は、右俣に沿って登っていきます。



右俣沿いの登山道 C
右岸と左岸をかえながら、時折、このように大きな岩の下を登っていくルートです。



ヤマルリソウ C−D間
この谷沿いには、ヤマルリソウ、ニリンソウなどが咲いていました。



山腹道 D
やがて、谷を離れて山腹を急登する道となります。



蓬莱山 D−E間
木々の隙間から比良・蓬莱山の山頂部が姿を見せてくれました。



中村乗越 E
やがて、小さな峠を越えます。県境の中村乗越です。



八丁平沿いの道 F
まず八丁平の東縁に沿って、北に向かいます。この道は「鯖街道」の一つで大変広く、「六尺道」と呼ばれていたそうです。
たしかに、1.8mはじゅうぶんありそうです。いまはハイカーしか歩いていませんが、かつては鯖運搬人が闊歩していたのでしょう。



分岐点にて G
まっすぐ行くとオグロ坂峠を経て久多への鯖街道。ここで左をとって峰床山に
向かいます。なお、オグロ坂峠から峰床山へのルートもあります。




八丁平の最奥部 H
GWというのに、まだ春浅い八丁平です。



再び、分岐にて I
今度は、八丁平西側から峰床山への分岐です。



八丁平西側の登り J
平坦な八丁平を過ぎて、いよいよ登りにさしかかってきました。



稜線への登り K
その階段を登ると、山頂から南へ延びる稜線上に出ます。



稜線上の道 K−L間
稜線の上は、新緑の気持ちいい道でした。



峰床山・山頂 L
やがて標高970mの山頂です。




稜線突端(Kの南)からの眺望


皆子山
山頂をあとに、稜線をKまで戻り、少し南へと坂を登ると、稜線の突端に出ます。ここは、北を除いて、素晴らしい眺望が広がります。
まず、南に目をやると、京都府下の最高峰・皆子山972mです。どこが山頂なのかよくわからない、のっぺらとした山容です。



武奈ヶ岳
東北東には、比良の最高峰、武奈ヶ岳1214m。その左には釣瓶岳の山頂も。



蓬莱山
東南東には、比良の蓬莱山1174mです。






再び、八丁平 M
帰途、今度は八丁平の南を回るルートを使いました。木道が湿原らしい雰囲気を醸し出していました。



八丁平の南端近く N
このあたりは道が高い所を通るので、八丁平がよく見えます。向かいの稜線は、県境稜線です。





MAP



この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(花脊)をベースに作成いたしました。


山行記録:日時−2008年5月4日、天候−晴れ。11:35 葛川中村町の中学校の奥@に駐車後、江賀谷林道に入る。12:10 林道終点B右俣に入る、12:35 谷を離れて山腹の道へ、13:05 中村乗越E、13:10 八丁平出合、13:15 北の分岐G、13:30 西の分岐I、13:45 稜線上K、13:55 峰床山・山頂L着、昼食後、14:15 山頂発、14:25 稜線突端Kで写真撮影、14:40 西の分岐I、14:50 八丁平南端N、15:00 中村乗越E、15:40 林道終点B、16:00 駐車地@到着。

 前日飲み過ぎたせいで出発が遅れ、歩き始めたのが11:35ということで、ちょっと急ぎ足でまわりました。江賀谷林道はどのような状況かよくわからなかったのでほぼ入口に駐車しましたが、奥まで入る車もありました。でも、ウォーミングアップを兼ねて林道を歩くのは、楽しいです(負け惜しみ?)。さて、林道終点Bからは木の橋を右にわたり、右俣に沿って歩き始めます。時々流れを渡りながら、やがてほぼ北向きに谷をさかのぼっていきます。突然、左に斜面を登り始めると、ここからは谷を離れた山腹の道とかわります。なお、このあたりのルートは、ガイドブックによってずいぶんと違っています。実際には、上の地図のようなルートが正確じゃないのかなと思いますが、昔は、違うルートだったのでしょうか?いずれにせよ、踏み跡はしっかりしていて、あまり迷う心配はないといっていいと思います。杉林の山腹の急登をジグザグで登っていくと、やがて水場が現れ、いい休憩場所となりそうです。その後さらにジグザグ登ると、道は徐々に平坦、まっすぐになってきて、中村乗越Eに着きます。ここは、滋賀県と京都府の境です。少し下ると、いよいよ高層湿原・八丁平です。自然が良い状態で残っている高層湿原です。ただ、5月初旬はまだ雪融け直後といった風景で、花は見つけられませんでした。北をぐるりと回って、Iを西にとり、やがてJから最後の登りにかかります。K以降は、いい尾根道で、やがて山頂Lに着きます。三角点周囲は広場状になっていて、ベンチもありました。ただ、周りの木が大きくなっていて、眺望はあまりありません。眺望を楽しむには、少し戻って、Kのさらに少し南にある稜線の突端が最高です。ここからは、南の皆子山、東の比良山系、西に広がる京都北山が広く見えます。帰路には八丁平の南を回るルートをとりました。八丁平を見るには、こちらの方がいいルートでしょう。