長等山〜如意ヶ岳〜大文字山  Mt. Nagara, Nyoigatake and Daimonji

 京と近江を結ぶ道は昔も今もたくさんありますが、かつてより東山の大文字山を越え、如意ヶ岳を越えて長等山に達し、三井寺に下る「如意ヶ岳越え」のルートは、東海道のバイパスとして使われていたようです。現在では、ハイキングコースとして人気があるようで、この日も大文字山までで、10組ほどのハイカーとすれ違いました。大文字山では数え切れないほどの人が・・・。今回は逆ルートで大津から京をめざし、起点も三井寺ではなく、長等山の三角点を通るため、JR大津京駅をとしました。その後如意ヶ岳、大文字山、大文字火床を経て銀閣寺に下りました。山歩きはここで終了。その後地下鉄の蹴上の駅まで歩きました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

大文字火床からの眺望へ
ルートマップへ


山行写真
撮影日:2015/3/8 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



皇子ヶ丘公園から眺める長等山 @
大津京の駅を降りて西へ、まず京阪石坂線の下をくぐると、皇子ヶ丘公園が見えてきます。その中を
山の方向(西)に向かっていくと、長等山のP354が見えてきます。池の向こうを右に曲がりました。



早尾神社への階段 A
一般道に出て、少し右に進むと、左側に早尾神社への階段が見えてきます。



湖西道路を越える A-B間
その先で湖西道路を高架で越えます。右手には宇佐山335m。



山上不動尊 B
まっすぐ進んで早尾神社にお参りし、戻って神社の少し手前を南に下ると、山上不動尊があります。行場のようです。



湖西道路方向を見る B-C間
不動尊の先、林道に出て写真の二本目の電柱、湖西道路のすぐ手前に進みます。



登山口 C
そこで振り返ると、登り口です。虎ロープに沿って登ります。小さな黒い板には、右向き矢印の下に、「長等・如意・大文字」と書かれています。



落ち着いた道 C-D間
最初は尾根上を登り、やがて分岐で右を取ると、右山腹の緩やかな道となります。二次林の多いルートです。なお、左を行ってもその先で合流するようです。



琵琶湖と皇子山球場 C-D間
やがて左手に、琵琶湖が見え始め、大津の街もだんだんと広域が見えてきます。



登り道 C-D間
やがて、右手の木々の隙間から比叡山も見え始めます。



再び分岐 D
Dで分岐を迎えましたが、ここも先で合流しました。ゴルフ場越しに比叡山を見るなら、まっすぐがいいです。



皇子山CC D-E間
登山道はゴルフ場のすぐ脇を通ります。話し声も聞こえるほど。



比叡山 D-E間
そして北には、ほぼ真南から見る比叡山の姿です。左が四明ヶ岳、右が大比叡848m。



如意ヶ岳 D-E間
西方向です。これから向かう如意ヶ岳が姿を見せてくれました。



長等山の三角点 E
やがて、分かれた道と合流し、さらに進むと、ピークの上にベンチと三角点が。三等三角点、点名は「別所」。標高は370.1mです。
一般に長等山山頂はさっき下から見上げたP354とされているようです。なお、さらに西の県境に、最高点P408もあります。




ゴルフ場を離れて直進 F
もうしばらくは右手にゴルフ場を見ながら進みますが、途切れるところから少し急な登りです。右側が植林となりました。



三井寺ルートとの出合 G
登った頂で、道に出合います。左が三井寺、右が如意ヶ岳。



その先の尾根 G-H間
昔からの「如意ヶ岳越え」のルートとなりました。道は広くてよく踏まれています。この先で、右前方に
滋賀県側のこのあたりの最高点P408があります。寄ってみましたが、何も無い山頂でした。




鉄塔 H
下りとなり、鉄塔の足もとに出ました。ちょうど府県境です。この先、鉄塔の左を登りました。



林道に出る I
その後、右に曲がりながらの急な登りとなり、登り切ると林道に出ました。林道から振り返ったところです。火の用心マークのところから出てきました。



音羽山 I-J間
林道から、眺望のよいところがありました。南には音羽山593mです。



近江大橋と阿星山 I-J間
南東方面には、琵琶湖最南部、近江大橋、琵琶湖プリンスHです。正面の山は阿星山693m。その手前に鶏冠山491m。右端は金勝山612m。



林道を進む I-J間
林道は舗装されています。車はたぶん車止めがあるのか来ませんでした。



航空保安施設で終点 J
林道はJで突然終点となり、立ち入り禁止の鎖がありました。左に下ると、大文字山方面へのルートがあります。



左下の道 J-K間
施設を避けて、左側を巻くルート。



如意ヶ岳の山頂 K
巻き道から右に登り口があったので、山頂方向に登ってみました。如意ヶ岳の山頂は、残念ながら施設の金網の中。あのガードレールの手前あたりです。



尾根を下る K-L間
施設を過ぎると再び尾根に出ました。気持ちのいい下りです。



雨杜大神 L
その先で植林帯に入り、右手に小さな建物が見えてきます。雨杜大神さまです。



その先のルート L-M間
右手に林道が迫ってきています。でも、合流せずに並行してルートが続きます。



林道とクロス M
その先Mで工事中の林道とクロスします。まっすぐ進んで、先の分岐を右にとりました。



大文字山・山頂 N
やがて、大勢の声が聞こえてきて、大文字山の山頂に飛び出しました。お昼時ということもあって、すごい数の人が休んでおられました。



大文字山・山頂からの京都市街 N
あとで、大文字・火床からの眺望が出てきますが、ここからも京都市街の南部や山科区が見えます。まず京都市街南部。京都タワーが左寄りに。



大文字山・山頂からの山科区 N
山科は、火床からは見えません。



大文字山の三角点 N
三等三角点、点名は「鹿ケ谷」、標高は456.3mです。



大文字・火床 O
山頂から前夜の雨でぬかるんだ山道を下ること14分、突然視界がぱっと開けました。火床の
上端に着いたようです。このコンクリートの下駄のようなものが、送り火の固定台でしょう。






大文字・火床Oからの眺望


京都市街・北部A
中央左手の緑は吉田山、その向こうに京都大の吉田キャンパス。その右後ろの緑は、下賀茂神社。左遠方に愛宕山。基本、ここから右にカメラを振ります。



愛宕山
その前に、Aの範囲を望遠で。中央に愛宕山924mです。その右には地蔵山947m、竜ヶ岳921mが続きます。左端
後方は亀岡の牛松山636mですね。竜ヶ岳の手前右は沢山516mです。山麓線右寄りに左大文字が見えています。




城山
Aの写真の右(北)側です。右に舟形が見えてきました。その左後方には城山480m。



京都市街・北部B
北部Aのさらに右(北)側です。ほぼ中央、茶色の建物がいくつもあるのが京都工芸繊維大学です。その左後方は府立植物園。右端の山中に東北部クリーンセンター。



半国高山
Bに見えている山を望遠で。後方の山が半国高山670mです。



十三石山、岩屋山、天童山、飯森山
東北部クリーンセンターの左上を望遠。右寄りの一番遠方が左から天童山775m〜一番高い電波反射板の峰802m〜尖っている
飯森山791mの城丹国境です。天童山の左手前は岩屋不動(志明院)の上の岩屋山680mです。さらに左手前には十三石山495m。




京都市街・北部C
北部Bからさらに右にカメラを振った方向です。松ヶ崎の「法」が見えてきました。その裏は岩倉です。左後方には桟敷ヶ岳。



桟敷ヶ岳
桟敷ヶ岳を望遠で。へこんだところの右側が896mの山頂です。少し雪が見えます。



箕ノ裏ヶ岳
北部Cの右端に見えていた箕ノ裏ヶ岳432m(手前)です。一つ後方が鞍馬山。さらに後方は芹生峠付近の山々。右端は天狗杉837m。



花脊の大鉄塔と天ヶ岳
さらにその右には花脊の大鉄塔が見えてきます。その右が天ヶ岳788m。



瓢箪崩山、焼杉山、ナッチョ、皆子山
そして右端、方角的にはほぼ真北。これより右は比叡山に隠れます。左手前から右奥に向かって、瓢箪崩山532m、大原の北にある
焼杉山717m、小さく尖ったナッチョ(天ヶ森)813m、そして最後方が京都府最高峰の皆子山971m。さすがに皆子山はまだ真っ白です。




比叡山
そして、最後は火床からの比叡山です。





火床の中心 O
ちょうど大の字の交差点です。小さな建物があります。その前で皆さんお弁当タイムですね。



弘法大師 O
建物は弘法大師を祀ったお堂です。



火床からの下り P
最初は急な階段で下ります。



その後の下り Q
千人塚を過ぎると、まるで林道のような広い道になります。



見上げる大文字 R
下りきると、銀閣寺の前に出ます。疎水に沿って下ると、大文字が見えます。



山行記録:日時−2015年3月8日、天候−晴れ。10:25 JR湖西線大津京駅を出発、10:38 皇子ヶ丘公園の池@、10:45 早尾神社B、10:50 登山口C、11:24 長等山の三角点E着。休憩後、11:31発、11:47 P408に立ち寄り、11:51 県境の鉄塔H、11:56 Iで林道に出る、12:11 如意ヶ岳前のゲートJ、12:15 如意ヶ岳・山頂(の数メートル手前)K、12:29 雨杜大神L、12:38 林道交差M、12:47 大文字山・山頂三角点N着、休憩。休憩後、12:55 出発、13:05 大文字火床O着。休憩&写真撮影後、13:14 出発、13:41 銀閣寺下R着。なお、このあと白川沿いを歩いて、14:20 地下鉄東西線蹴上駅着。

 大津京駅から銀閣寺まで、ほぼ3時間15分ほどで、なかなか味のあるコースでした。皇子ヶ丘公園からの登りでは琵琶湖や皇子山球場が見渡せ、大文字の火床からは京都の街や京都北山の山々の雄大な眺望が楽しめます。道も細い登山道からよく歩かれたルート、林道までバリエーション豊か。三角点も二つあります。残念なのは前日からこの日の朝まで大雨だったので、道がすごくぬかるんでいたことと、最高点でもある如意ヶ岳のほんとうの山頂を踏めないこと。まあ、重要な施設があるので、しかたがないですね。それにしても、滋賀県側の人の少なさに比べ、大文字山山頂以降の、人の多さに驚嘆しました。ちょうどお昼時とはいえ、山頂であんなにたくさんの人がくつろいでいるのを見たのは、いつ以来でしょうか?さすがは京都です。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(京都東北部)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。