奥島山、五山巡礼  Mt. Okunoshima, Five Peaks Tour

 奥島山は、ほとんどのガイド本で紹介されているのは最高峰の津田山のみか、せいぜい長命寺山をプラスして登る程度で、他の峰は立ち寄らないルートがほとんどです。しかし、この山塊はほかにも御所山、笠鉾山、奥津山、白王山、伊崎山など多くの魅力ある峰を持ち、時間があればぜひ寄ってみたいものです。今回は、渡合橋近くに車を置いて、長命寺から長命寺山を経て津田山に登り、その後藪漕ぎで御所山を経て、笠鉾山へ、最後は少し戻ってから軽い藪漕ぎで奥津山の山頂を踏んで、駐車地に戻るルートを考えてみました。この五山なら一日で楽にまわれます。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。


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山行写真
撮影日:2016/2/28 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



島コミュニティーセンター @
日曜日なので、コミュニティーセンターの駐車場はガラガラでした。ここに駐車させていただき、五山を巡ります。



津田山を見上げる @-A間
少し西に歩いて、見上げる最高峰の津田山425mです。今から1時間50分後にあの頂に着きます。



長命寺山 @-A間
その左には、鞍部を挟んで長命寺山333m。これから、最初に登る峰です。



奥津山 @-A間
振り返ると奥津山324mです。こちらは5つめのピークで、4時間半後に山頂へ。3つめの御所山と4つ目の笠鉾山は、ここからは見えません。



長命寺港から A
長命寺のバス停まできました。せっかくなので、琵琶湖の岸まで行ってみました。長命寺港です。向かいにあるのは岡山です。



バス停付近で A
バス停近くにトイレがあり、その周辺には近所のネコちゃんたちが日なたぼっこに来ていました。



長命寺の登り口 A
西国31番札所でもある長命寺には、車で上がる人がほとんどのようで、808段の石段を登る人は登山客以外ではあまりおられないようです。



石段を登る A-B間
808段の石段を登っていくと、2月というのに汗がしっかり出てきました。



もう少し・・・ A-B間
駐車場の横を過ぎると、まもなく本堂がすぐ前に見えてきました。



本堂 B
重要文化財に指定されている本堂です。詳しくはこちらへ



三重塔 B
これまた重要文化財の三重塔です。赤い色が印象的。



山への入口 C
お寺から少し石段を下り、駐車場から車道を1〜2分下ります。右手に六地蔵様と小さな石塔が見えたら、そこが山への入口。



長命寺山分岐 D
津田山に向かう通常のルートは、長命寺山を巻いて山頂は通りません。ここで、上の写真の右への細い道を登ると、約4分で長命寺山の山頂です。
なお、上の写真で裏が見えている標識の表は、下の写真です。津田山を、姨綺耶(いきや)山と書いています。これは、長命寺の山号でもあります。




長命寺山・山頂 E
長命寺山の山頂は、樹木が倒れていて荒れ気味でした。



道なき尾根を下る E-F間
Dまで戻って先へ進むのが王道でしょうが、無精者の私は、近道の尾根を下ります。最初は、北を向けば上のように赤いテープがありましたが、やがてテープは
探しても見当たりませんでした。まあでも基本、尾根を下れば必ず本ルートに出るはずなので、多少藪漕ぎですが、心配はありません。8分で本ルートに出ました。




こんなところに F
降りつきました。本ルートとの合流点です。ほぼ予定通りの場所です。



鞍部にて G
長命寺山と津田山の鞍部です。左手に下る道があります。標識では「小豆ヶ浜方面」と書いています。今度一度下ってみようかな?



コウヤボウキ G-H間
秋に咲いたコウヤボウキが、きれいな綿帽子になっていました。



天照大神の岩座 H
鞍部からの急登をほぼ終えたあたりにありました。



津田山・山頂にて I
山頂に着きました。まず眼に入ってくるのは注連縄をつけた岩座です。先ほどの岩座といい、神聖な場所の雰囲気があります。



三角点のある山頂 I
岩座のすぐ北には、三角点のある広場です。三等三角点「津田」で、標高は424.5mです。



大岩 J
山頂から北側に少し降りたところにある大岩です。天之御中主尊は「あめのみなかぬしのみこと」と読みます。記紀神話の神様だそうです。



沖ノ島 J
大岩前からの景色です。天気のいい日には比良山系も一望とのことです。この日は晴れているのに、霧が濃く、対岸はまったく見えませんでした。



笠鉾山 J-K間
大岩の先の下りから、後で登る4つ目のピーク、笠鉾山が今日初めて見えました。傾いた、面白い形の鋭鋒です。



縦走路 J-K間
少し登り返して356m峰を通りますが、これはまったくの無名峰です。ほとんど気づかないうちに通過です。



林道の終点に出る K
やがて林道の終点の広場に出ます。このあたりが水フォーラム記念林?少し進んで正面左寄りの看板のところへ。



看板の横を入る K
この看板の横が山道の入口です。ここから御所山に向かいますが、尾根通しの道は目に付きませんでした。とりあえず一般道で御所山山頂の西に向かいます。



御所山の尾根を越える登り K-L間
このルートはほぼ水平ですが、Lが近づき、御所山から西に延びる尾根の手前で登りになります。



尾根への取り付き L
登りきって、一番左に寄ったあたりから、右の尾根に取り付きました。道はありません。



岩を巻く L-M間
尾根芯をどんどん登っていくと、行く手を岩にさえぎられましたが、右に寄って岩を巻きました。



御所山の山頂 M
さらに登り続けると、間もなくピークに出ました。御所山の山頂です。何も表示はありませんでした。



北への尾根を進む M-N間
北への尾根にはピンクのビニルひもが時折付いていました。所々藪漕ぎ状態ですが、そんなに苦労なく進めました。



尾根を下る M-N間
次の小ピークからMAPのOとPの間の峠に下ることもできそうでした。でも今日は北へ尾根を下って
いきます。時折赤いテープがありました。やがて、どこでも歩けそうな斜面となり、それを下ると・・・。




ルートと出合う N
Nのあたりで、もとのルートに出合いました。この写真は、振り返って撮ったものです。左上から下ってきました。



檜の植林 N-O間
檜の植林を進みます。



分岐に出る O
三叉路に出ました。左に下れば休暇村。今回はまっすぐに「島町・渡合バス停方面」に進みます。



林道に出る P
小さな峠を越えると、Pで林道に出ます。しばらくは林道を東へ。



笠鉾山、奥津山方面への入口 Q
林道が右に大きく曲がるところをまっすぐ進むと、両山への道です。



笠鉾山、奥津山方面への道 Q-?間
林道よりは狭いですが、かなり広い道が東へと延びていきます。



笠鉾山 R
Rで小さなピークに立ちます。ここからは笠鉾山がよく見えます。



笠鉾山の山頂 S
見かけは急峻な笠鉾山ですが、こちらからのルートは、そんな急登でもなく山頂に導いてくれます。



笠鉾山からの奥津山 S
今度は、奥津山の山頂を目指します。



奥津山の登り口 ?
?のポイントです。なんとなく踏み跡っぽいものはありましたが、道といえるものはありません。



尾根を進む ?-?間
あとは、尾根芯をはずさないように進んでいきます。特に悪い場所はありません。



山頂への最後の登り ?-?間
尾根は徐々に右に曲がってきます。もう山頂はあの先です。



奥津山の山頂 S
奥津山と書かれた手書きのプレートが2枚ありました。6年前に来たときには、「元富士」というプレートもありましたが、今回は見当たりませんでした。



林道を下る ?
?まで戻り、さらにQで林道を左折して、林道ゲートを越え、竹薮の多い谷筋を下っていきます。



若宮神社 ?
平地に出てきたところにある若宮神社です。



振り返る奥津山 ?
駐車地に戻る途中から。「富士」と呼ばれる理由がわかります。



振り返る御所山 ?
こちらは奥津山と比べると標高は高いですが、あまり目立たない山容です。



山行記録:日時−2016年2月28日、天候−晴れ。でも、霧の濃い日でした。10:00 島コミュニティーセンター@Pに駐車させていただき出発、10:27 長命寺バス停A、10:32 808段の石段に取り付き、10:49 長命寺B着。久しぶりなので、少しお参りして、10:55 長命寺発、10:58 山への入口C、11:15 長命寺山分岐D、11:19 長命寺山・山頂E、11:27 縦走路に合流F、11:54 津田山・山頂I着。休憩後、12:00 同所発、12:08 大岩J着。ここで昼食後、12:22 同所発、12:38 林道終点Kに出る、12:46 御所山の西Lから、尾根に取り付き、12:57 御所山・山頂M、13:15 Nで一般道に出る、13:22 三叉路O、13:30 林道に出るP、13:32 笠鉾山方面入口Q、13:48 小ピークR、14:01 笠鉾山・山頂S、すぐ引き返し、14:27 奥津山取り付き?、14:39 奥津山・山頂?、すぐ引き返し、14:51 ?、15:19 若宮神社?、15:33 駐車地@P着。

長命寺山、津田山、御所山、笠鉾山、奥津山の奥島五山をめぐるルートは、車道歩きも含めて5時間半、13kmの行程でした。王浜山まで周れれば、さらに良かったのですが、奥津山〜王浜山間は藪が濃く、そう簡単に尾根通しでは歩けなさそうです。周回ルートにしなくていい場合は、笠鉾山から北へ進み、キャンプ場に下って、伊崎山を目指すこともできます。なお、御所山の山頂Mの少し東の小ピークから、OとPの間の峠に尾根で下れば、もう少しショートカットできます。峠で見た感じから、たぶんこの区間(緑の点線区間)は普通に歩けそうです。一方、KとMの間の尾根道は、どんな状態かわかりません。要調査です。


ルートマップ


この地図は国土地理院の地理院地図をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。