雲洞谷山  Mt. Utohdani (朽木市場〜明護坂〜東山〜行者山〜雲洞谷山〜大彦峠〜大彦谷林道〜岩瀬)

 雲洞谷とは、旧朽木村(現、高島市朽木)の北川沿いにある集落の名前です。かつての朽木村の役場があった市場からすれば、ちょうどこの山を含む尾根を挟んだ裏側に位置します。なかなか長い尾根で、安曇川と北川の合流点あたりから始まり、明護坂の峠を経て、東山、行者山、雲洞谷山、大彦峠、そして鷹ヶ峰を経て白倉連峰に達します。その、明護坂から大彦峠までを縦走しました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。2013年の台風18号で、大彦谷林道(東側)が崩壊しました。2014年5月に見に行くと土石流で倒木が谷を塞ぎ、歩行も不可能でした。しかし、2015年11月には復旧工事も完了し、再開した模様です。大事なルートだけにほんとによかったです。関係各位に謝意を示したいと思います。

雲洞谷山北の鉄塔下からの眺望へ
ルートマップへ


山行写真
撮影日:2013/5/12 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



道の駅、くつき新本陣 @
国道367号線を北上し、旧朽木村の中心地、朽木市場にやってきました。まずは道の駅で買出しをして、出発。
ここで朽木村一帯の登山地図、中央分水嶺高島トレイルの公式ガイドも買うことができました。いいお天気です。




明護坂への入口 A
道の駅から国道を渡り、小学校と中学校の間を進み、中学校の裏を少し北東に行ったところです。



蛇谷ヶ峰 B
ちょっと間違って北に進みすぎました。そこからの写真です。安曇川をはさんで、蛇谷ヶ峰が美しく立っています。



ゲートをくぐる B
今では珍しくなくなった獣よけフェンスのゲートです。結局Aからまっすぐでした。これをくぐって進みます。閉めるのを忘れずに。



ゲートの先 B-C間
ゲートの先、小さな流れに沿って登ります。まもなく、林道に出ます。



鳥居と拝殿、そして大ケヤキ C
林道を右に進むと、すぐに鳥居のある小さな拝殿があります。拝殿の背後には大きなケヤキが一本。



明護坂の登り口 C
拝殿のすぐ右脇に、明護坂の登り口があります。電柱の左に見える木の標識は、「近畿自然歩道」のもの。でも、東海自然歩道のようにわかりやすくはありません。



明護坂(1) C-D間
杉の植林を登ります。山ビルさんには会いませんでした。まだ少し早いのかな?



明護坂(2) C-D間
一度折り返します。傾斜は緩く、歩きやすい坂です。多少倒木はありました。



明護坂(3) C-D間
二度目の折り返しを経て進むと、先が明るくなってきました。結構あっという間に峠に到着です。



明護坂峠 D
大きな切り通しは、歴史を感じさせてくれます。かつては牛や馬が引く荷車が越えたことでしょう。ここで、左の土手をよじ登ります。



尾根道に出る D-E間
いよいよ今日のメインルート、長い尾根に乗りました。最初は杉の植林を登りますが、長くは続きませんでした。



きれいな二次林 D-E間
やはり植林を抜け出て、二次林に入るとうれしくなります。特にこの時期はいろんな花に出会えます。



マルバアオダモ E
尾根が大きく右に曲がりました。白くて細かいアオダモの花。眩しいくらいです。



釣瓶岳と武奈ヶ岳 E
左手に、比良の二山がきれいです。新緑がまばゆい季節。今日は武奈ヶ岳には多くの人が
登ってるだろうなぁ・・・ちなみにこっちは、山の中では最後まで誰にも会いませんでした。



東山・山頂 F
やがて、尾根が左にゆっくりと曲がったあたりで、東山の山頂です。



東山-行者山間の尾根 F-G間
ここらあたりも新緑が最高です。



行者山 G
やがて、行者山に着きました。標高は501m。眺望はありません。ここでお昼にしました。



オオイワカガミ G-H間
たぶん、オオイワカガミでしょう。艶々の大きな葉に、元気な花がいっぱい咲いていました。



行者山-雲洞谷山間の尾根 G-H間
尾根の上のルートは徐々に標高を上げていき、571mを過ぎました。あいかわらず歩きやすく美しい尾根です。



雲洞谷山・山頂 H
やがて、三等三角点のある山頂に着きました。点名は「古川」、標高は622.12mです。



地蔵谷峰 H
山頂からは、木々の隙間からですが、左手には比良の蛇谷ヶ峰、武奈ヶ岳と釣瓶岳、右手にはこの地蔵谷峰795mが見えました。朽木の秀峰です。



下りに入る H-I間
山頂のあと、一旦下りましたが、また登り返します。



621m峰の頂にて H-I間
それは、次の峰がさっきの山頂とほとんど高さの変わらない高さだからです。ここからが大彦峠へのほんとの下り。



レンゲツツジ H-I間
オレンジのレンゲツツジが、いままさに咲こうとしていました。



どんどん下る H-I間
どんどん下ってきました。とても気持ちのいい道です。



鉄塔下に出る I
Iで、突然鉄塔の下に出ました。これまで、なかなか眺望に恵まれなかっただけに、うれしくなります。
平行に張られた高圧線なので、鉄塔も二基あります。しばらくはここからの眺望を。



鉄塔下Iからの眺望


鷹ヶ峰
いま歩いてきた稜線の先、大彦峠をさらに進めば、この鷹ヶ峰823mに至ります。この向こうには白倉岳950mの連峰が続きます。



経ヶ岳
どうしても鉄塔の裏になってしまいますが、京都との境にある経ヶ岳889mです。



三国岳と正座峰
手前に新緑の正座峰725m。その左後方が三国岳959m。近江・山城・丹波の三国境です。



地蔵谷峰
さきほど木々の間から見えた地蔵谷峰795m。また角度がだいぶ変わりました。やはり秀峰です。



三十三間山
以下は下側の鉄塔から。ほぼ北です。三十三間山842m。若狭・三方から近い山です。



三重ヶ嶽
その右には野坂山地の最高峰・三重ヶ嶽974m。






大彦峠 J
「おしことうげ」と読みます。



峠からの下り J-K間
峠から、大彦林道に降りるため、東に下ります。



この先で道が崩壊 K
しかし、Kあたりで、道は無くなります。でも、右下にはもう林道が見えています。ズリズリと崩壊地を下れば・・・



林道に出る Kの下
「火の用心」の札のところに下ってきました。まあ、ちょっとの間なので、どうってことはないですが、登るのはしんどそう。



大彦林道を下る K-L間
あとは、のんびりと林道を下ります。2013年の台風18号で、大彦谷林道(東側)が崩壊しました。2014年5月に見に行くと
土石流で倒木が谷を塞ぎ、歩行も不可能でした。しかし、2015年11月には復旧工事も完了し、再開した模様です。




ウワミズザクラ L
花がいっぱいです。



タニギキョウ L-M間
やはり谷地特有の花が多いようです。



大彦林道の出口 M
ここにも獣フェンスがありました。これを開けて出てきたところから、振り返る方向です。



蛇谷ヶ峰 M-@間
出てきたところは朽木岩瀬です。しばらく国道を歩き、やがて内側の道で@に戻ります。途中、右手に蛇谷ヶ峰がきれいです。



山行記録:日時−2013年5月12日、天候−晴れ。10:40 道の駅@を出発、10:58 一回間違って北に進みすぎ、ゲートBに戻る、11:01 明護坂入口C、11:13 明護坂峠D、11:48 東山F、12:12 行者山G着、ここで昼食。12:28 出発、13:03 雲洞谷山・山頂H、13:43 鉄塔下I着、休憩。休憩後、13:55 出発、14:02 大彦峠J、14:14 林道に下るK下、15:14 大彦林道ゲートM、15:37 道の駅@着。

 ほぼ5時間、14kmの周回ルートです。明護坂の入口は、確かに少しややこしかったです。一度北に行き過ぎました。おかげで蛇谷ヶ峰の勇姿を楽しめましたが・・・。道さえ見つかると、明護坂はあっという間に(10分ほどで)峠Dに着いてしまいます。ここからいよいよ縦走の始まり。半時間あまりで東山F、15分ほどで行者山G、さらに半時間あまりで雲洞谷山・山頂Hです。尾根上からは眺望はあまり期待できません。でも、山頂から40分下った鉄塔下Iからは、朽木の山々の素晴らしい眺望が楽しめます。なんといっても地蔵谷峰が最高です。また、正座峰もここからははっきりと確認できました。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(饗庭野、北小松)をベースに作成いたしました。
2013年の台風18号で、大彦谷林道(東側)が崩壊しました。2014年5月現在、不通です。土石流で倒木が谷を塞ぎ、歩行も不可能です。

図中の番号は上の写真と対応しています。