ハライドから、青岳、国見岳へ   Mt.Haraido to Mt. Aotake & Kunimidake

 ハライドは、国見岳の北にある青岳付近から東に延びる尾根にある岩峰です。標高は908mですが、そのゴツゴツした容貌からくる存在感はなかなかのもので、かつて御在所岳や水晶岳から眺めて、登りたくなった山でした。朝明渓谷からは少し前までは谷沿いに腰越峠に登り、ハライドを目指すのが一般ルートだったようですが、2012年現在、谷筋は砂防工事も盛んで、通行止めです。そのかわりにハライドから北に延びる尾根上に良いルートがついています。今回はこれでハライドに。その後、腰越峠に下り、西へ尾根を登り返して、青岳へ。さらに国見岳まで行って、引き返し、根の平峠まで県境稜線を下って、朝明渓谷に下りました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

山頂からの眺望へ
ルートマップへ

山行写真
撮影日:2012/5/20 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



朝の駐車場 P
午前8:10の朝明駐車場です。今日は5月の日曜日なので、天気は今一つなのに朝からこのにぎわいです。



腰越谷の沢を渡る @
Pから朝明渓谷・本流沿いの道で見返橋を渡り、すぐ先を左に折れたところです。道の上を沢水が流れています。



ハライド北尾根・登山口 A
その先を右折して林道のどんつきまで行くと、砂防工事の中に入りますが、左寄りに尾根への入口があります。



登り始めのあたり A-B間
実によく整備された登山道です。



北尾根登山道 B
岩の間を登っていきます。



ヤマツツジ B
ちょうどオレンジのヤマツツジが満開でした。



尾根の屈曲部から(1) C
途中右下に断崖を見て、尾根が左に折れ曲がるところがあります。そこから、前方にハライドの山頂部です。



尾根の屈曲部から(2) C
ひとつ前の写真の右の様子です。左の松の後ろがハライド。右の山が青岳への尾根。間の谷が腰越谷で、その先が腰越峠です。



尾根道 D
ブナやシロヤシオなどの木が出てきました。あいかわらず良く整備されたルートです。ただ、残念なことにシロヤシオは
ほとんど咲いていませんでした。この先で出会った方によると、今年は昨冬の大雪の影響で極端に花付きが悪いそうです。




崩壊地の脇 E
山頂直下の崩壊地の脇を登ります。もうその先が山頂です。



ハライド山頂 F
標高908mのハライド山頂に到着です。登山口Aからちょうど一時間でした。ちょうど雨が降りそうな天気となってきました。



ハライド山頂Fからの眺望


釈迦ヶ岳、猫岳
北に朝明渓谷を挟んで釈迦ヶ岳1092mが鎮座しています。その左にきれいな形の猫岳1058mです。



羽鳥峰
北西には白い砂丘のある羽鳥峰。その左が羽鳥峰峠です。標高は砂丘の上が810m。すぐ後の峰が860m程です。



金山
羽鳥峰峠と中峠の間にある金山910m。朝明側への崩壊が痛々しい山です。



水晶岳
その手前、根の平峠との間にあるのがこの水晶岳954mです。後方には、大峠ノ頭1080m(左端)と銚子ヶ口の峰々。



御在所岳と国見岳
南西方向には御在所岳1212m(左)と、これから登る国見岳1070mです。



御在所岳
御在所岳の山頂部です。険しい岩場が印象的です。



御在所岳・表道のキレット
キレットを二人が通過中です。ちょうど後を御在所へのゴンドラが通りました。



鎌ヶ岳
御在所岳の尾根のすぐ後ろに山頂部だけを見せてくれている鋭峰が鎌ヶ岳です。標高は1161m。



雲母峰
南には888mの雲母(きらら)峰です。





腰越峠への下り F−G間
ハライドは岩峰ですから下りはかなり険しいルートでした。途中、ちょっとなだらかな所にケルンがありました。向かいがこの後で登る尾根です。



腰越峠 G
やがて、腰越峠です。谷道に下らないように通行止の表示があります。



シャクナゲ G-H間
青岳への尾根に取り付いた頃、シャクナゲもでてきました。



振り返るハライド G-H間



笹が出てくる H
厳しい登りを過ぎて傾斜が緩んでくる頃、足もとに笹が出てきました。



緩い尾根道 I
ヤシオ尾根からの道と合流すると、傾斜はますます緩み、きれいなハイキングコースが続きます。でも、意外に距離があります。少し小雨が来ました。



ゆるぎ岩と天狗岩 I
ちょうど向かいの国見岳の尾根上の名物岩です。



キノコ岩(1) J
間もなく県境尾根というところで、右に折れると、奇岩・キノコ岩が不思議な形で佇んでいます。



キノコ岩(2) J
無言で鈴鹿の山並みを見つめている頭のようにも見えます。



キノコ岩から銚子ヶ口 J
キノコ岩からの眺めも素晴らしいです。まずは愛知川(神崎川)谷と銚子ヶ口です。左へと下っていく谷は水晶谷。
後方は左端が大峠ノ頭1087m、右へ銚子ヶ口の水舟ノ峰、西峰、三角点峰1077m、東峰。ひとつ手前はクラシからの尾根で、中央あたりに高岩。




キノコ岩からイブネ J
鈴鹿最奥の秘境・イブネ1160mです。右にはクラシ1145m。イブネの左は杉峠の頭1121m。



県境稜線の縦走路 K
キノコ岩から戻るとすぐに県境主稜線に出ます。さらにいい道です。



青岳・山頂 L
ちょっとだけ←の方に行くと、山頂です。



青岳からの国見岳 L
ここから見ると、国見岳にもなかなか険しい岩場があります。



青岳からのゆるぎ岩と天狗岩 L
さっきよりさらに近くなりました。登山者がゆるぎ岩を指差しているのがわかります。



シロヤシオ L
ようやくまともに咲いているシロヤシオがありました。



国見岳山頂からの青岳、登ってきた尾根 M
青岳から15分ほどで、国見岳1170mの山頂です。岩の上からさっきいた青岳の山頂(ほぼ中央)と、
先ほど登ってきたハライドからの尾根(後方右へ)が眺められます。




国見岳から雨乞岳 M
今日は雨乞岳1238mも霞んでいます。



北からの国見岳 N
国見岳をあとに、根の平峠目指して下ります。途中、Nあたりから振り返った国見岳です。



峠への下り O
県境主稜線を下ります。国見岳から根の平峠までの標高差は370mほど。



根の平峠 P
ここは県境主稜線の縦走路と千種街道との交差点です。



伊勢谷を下る(1) Q
千種街道を下ります。



オトコヨウゾメ Q-R間
珍しい白い花が咲いていました。オトコヨウゾメのようです。



伊勢谷を下る(2) R



ハライドを見上げる S
朝明渓谷沿いの道に合流しました。右前方に朝登ったハライドの雄姿です。



みごとなヤマフジ S-@間
朝明渓谷沿いの道にみごとなヤマフジが咲いていました。



山行記録:日時−2012年5月20日、天候−曇り時々小雨。8:10 朝明駐車場Pに駐車後、8:32 北尾根登山口A、8:56 尾根の屈曲部C、9:33 ハライド・山頂F着。休憩後、9:44 山頂発、9:54 腰越峠G、10:23 ヤシオ尾根合流点、10:33 ブナ清水道合流点、10:40 キノコ岩J、10:47〜11:00 青岳・山頂Lにて昼食。11:13 国見岳・山頂M着。11:20 山頂発、下山開始。11:32 朝登ってきた尾根・キノコ岩への分岐、12:07 根の平峠P、12:42 朝明渓谷・合流S、12:56 駐車地P着。

 今日はとにかくハライドに登ってやろうと滋賀からやってきました。新名神のおかげで、ずいぶんと伊勢側からの鈴鹿登山拠点へのアクセスが良くなったこともあります。ハライドは前々から気になっていた岩峰なのですが、なかなか登る機会がなくて・・・さて、朝明に来てみると、まだ8時というのにどんどんと駐車場が埋まっていってました。
 P近くの地図看板を見て、腰越谷の道が通行止めで、それにかわってハライド北尾根にルートがあることを知りました。北尾根の道は思っていた以上によく整備されたきれいなルートでした。しかし、当然ながら相当急な登りが続きます。ハライドの山頂Fは見晴らしも良く、気持のいい山頂でした。特に御在所岳の東面が素晴らしい臨場感で楽しめる展望台です。ただお天気がだんだんと悪くなってきて、先を急ぐことに。ハライドからの下りもなかなか厳しいものがあり、腰越峠Gまで気の抜けない10分でした。ここからの登りなおしの急登もなかなかのもので、途中で下ってこられた方が、「よくこっちから登りますねぇ」、みたいなことをおっしゃっていました。その方は根の平から登って、こちらは下りに使われているそうで、それが普通回り、今日の僕の回りは、逆回りだと教えてくれました^^まあ、ここまで来た以上はこの方向で登らないと仕方がないので、汗をだらだらかきながら登って行きました。Hあたりから少し勾配は緩み、ヤシオ尾根を合わせるあたりからはほぼ平坦な道となりました。もうすぐ県境稜線かな?、なんて気楽に歩いてると、意外に遠く感じました。地図をよく見ると、たしかにそこそこの距離があります。さて、キノコ岩J。このあたりは奇岩はたくさんありますが、他の奇岩と違って、何か生きているような感じを抱く岩でした。お相撲さんの大銀杏のような段差があって、また、スフィンクスの頭のようでもあって、無言で鈴鹿の山並みを見つめている頭を後から眺めているような感覚になりました。眺めている先は、割山(ミズキノ)あたりのようです。
 さて、キノコ岩から戻って少し進むと、すぐに県境主稜線です。またここからすぐに、青岳の山頂Lでした。ここは、伊勢平野の眺めがよく、国見岳も間近に見える場所です。ただ、この日は風が強く、寒いほどでした。おにぎりを食べて、急いで歩き始めました。ここで今年初めてシロヤシオのきれいな花を見つけました。ハライドではほとんど咲いてなかった花です。15分弱で国見岳の山頂Mにつきます。かなりの数の登山客が来ていました。さすがは鈴鹿のメジャーの一つですね。下りは一気に根の平峠Pに向かいます。といっても、登山客の渋滞がちょっとありました。大したものです^^45分ほどで根の平峠P。ここからさらに伊勢谷を下り、50分ほどで駐車地Pへ戻りました。結局、雨は本降りとはならずに、無事に待っててくれました。車に乗ってしばらくで本降りが来ました。今日は全体に少し急いだ甲斐がありました。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(御在所山)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。