黒尾山   Mt. Kuroo

鈴鹿山脈の中南部、永源寺ダムの南側に連なる山並みは、西から入道ヶ原、水谷岳(カクレグラ)と続き、次に佐目子谷を隔てて、この黒尾山949mが連なっています。その急峻に立ち上がる稜線は、ダムの堰堤からもよく見えます。このあたりは、中部電力の2本の並行送電線(伊勢幹線)が通っています。最初はその巡視路を利用して登っていきます。

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山頂からの眺望へ
周囲からの黒尾山へ

山行写真
撮影日:2005/4/17 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5


国道421号線沿いの登山口 @
永源寺ダムに沿った国道を東へ進むと、左手のダム湖との間に大滝神社の建物が見えます。
この近くの山側に、登山口があります。この黄色い立て札は中部電力の鉄塔巡視路案内札です。まず鉄塔L171を目指します。




最初の登り @
登山口すぐ先の登山道です。杉の植林帯です。



稜線に乗る A
鉄塔L172とR173への道を左に分けると、稜線に乗ります。植林は早くも消え,二次林が広がっています.
踏み跡はあまりはっきりしませんが、ここから先は、鉄塔R170までひたすらこの稜線を行けばよいので、迷う心配はありません。




ヤブツバキ
稜線上に時折真っ赤なヤブツバキの花が落ちていました。見上げるとそこには・・・。



鉄塔が近づく B
稜線上に大木が並ぶようになると、もう鉄塔はすぐ先です。でも、結構急な勾配です。



鉄塔から日本コバ C
鉄塔L171の足もとに着きました。振り返ると、ダム湖の谷を隔てて日本コバ934mです。



山腹の道 D
第2の鉄塔R170を越えるとすぐに稜線ははっきりしなくなります。わずかに谷状となった
山腹を左手斜め(東)に進むと、やがてR171の札が見えます。




見えてきた稜線 E
やがて、黒尾山の主稜線が見えてきます。踏み跡はありませんが、鞍部に向かって登ります。



カタクリ E
このあたりにカタクリが咲いていました。荒れたガラガラの岩場です。



主稜線出合 F
黒尾山の主稜線に出ました。巡視路は左に下っていくので、ここから先は巡視路はありません。
右手にはかなり急な稜線が見えます。でも、はっきりした稜線で、登りで迷う心配はまずないでしょう。




黒尾の主稜線を行く G
ところどころ、このような痩せ尾根となっていました。



北東の眺め G-H間
稜線の登りで突然北東が開けました。後方は左より、御池岳、藤原岳、静ヶ岳、竜ヶ岳。
中央手前に岳。その右はミズナシ。一番手前で鉄塔が2つ乗っているところが、庭戸山。




御池岳 G-H間
御池岳を望遠で。いつ見ても雄大です。



ミスミソウ G-H間
せまい稜線上にも時折花が咲いていました。これはミスミソウ。ほかにもカタクリが時折り、イワウチワがたくさん咲いていました。



黒尾山・山頂 H
三等三角点のある山頂です。948.7m。

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山頂からの眺望H
山頂の少し先に開けた場所があります。ここからの眺めです。


釈迦ヶ岳
東南東方向にある釈迦ヶ岳1092mです。右には猫岳1058mがくっついています。



不老堂と割山(ミズキノ)
東北東です。左手前が不老堂845m、その右に割山899m。後方左端は竜ヶ岳1100m。



雨乞岳、タイジョウ
ほぼ真南に雨乞岳1238mの勇姿。右手前にタイジョウ1060m。左端は銚子ヶ口の一角。



水谷岳(カクレグラ)
南西には水谷岳990m。左後ろで木に隠れているのは綿向山1110m。

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日本コバ G
下りにGあたりから見た日本コバ934m。



永源寺ダム湖と入道ヶ原 I
山頂をあとに、ずいぶん降りてきました。左手前方に、永源寺ダム湖、佐目の集落、そして入道ヶ原です。見えている鉄塔はR169とL170。



山行記録:日時−2005年4月17日、天候−晴れ。11:10 永源寺ダムの先、大滝神社近くに駐車し、登り始める@。12:00 第2の鉄塔R170D。12:15-25 黒尾山の主稜線Fに出る。13:20 山頂着H。昼食。14:00 下山開始。15:00 主稜線分岐ポイントF、15:35 駐車地@着。

AからDにかけては、尾根を単調に登っていきます。傾斜もそこそこありますが、稜線の直登が厳しいところは、右の山腹に迂回路の踏み跡があります。下の鉄塔Cからは、ダム湖や向かいの日本コバがきれいです。上の鉄塔Dを過ぎると、尾根はほとんど消失しますが、浅い谷状の山腹を明るい鞍部に向かえば、まもなくFで黒尾の主稜線です。途中、Eあたりでは、カタクリやヤマシャクヤクがありました。荒らさないように注意しながら写真を撮りました。いつまでも咲いていてほしいものです。Fから山頂Hまでは、時には樹木の根を掴む急登、時にはちょっとスリリングな痩せ尾根、時には広くなって緩やかな二次林・・・・と、表情を変えます。アップダウンも多い厳しいながらも楽しいルートです。イワウチワ、ミスミソウ、カタクリも咲いていました。なお、Gのすぐ上にある861mピークで稜線が分岐しています。登りは問題ありませんが、下りには、北向きの尾根に入らないように、注意が必要です。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(日野東部)をベースに作成いたしました。


図中の番号は上の写真と対応しています。


周囲からの黒尾山滋賀の山、山姿写真集・鈴鹿中南部より):データ等詳細は、こちらをご覧ください。




永源寺ダム堰堤より



佐目集落より



永源寺町高木付近より