砥山、丸茅山、猪の鼻ヶ岳   Mts.Toyama, Marukayayama & Inohanagatake

山行写真
撮影日:2002/12/15 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5

日野町の山といえば綿向山がまず思い浮かびますが、町の南部で自生シャクナゲで有名な鎌掛(かいがけ)の南東には、甲賀市土山町にかけて猪の鼻ヶ岳508mから、砥山615m、丸茅山633m、西山722mと続く稜線を中心とした山塊があります。北は蔵王ダム、国道477号線の平子峠、南は野洲川と青土ダム、西は音羽〜鎌掛〜頓宮を結ぶ道路で囲まれた山塊です。秋は一帯が松茸山のため入りにくいので、冬のはじめ、まだ雪が深くならないうちに、シャクナゲ渓谷から砥山、丸茅山と縦走し、稜線を戻って猪の鼻ヶ岳に登ってみました。

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シャクナゲ渓谷の入口@、A
上の写真の左台上に駐車場があります。シャクナゲの花の頃は観光客でごった返すところですが、そのほかのシーズンは静かな谷です。
下の写真は、シャクナゲ池を過ぎて、車道を離れ、いよいよ山道(左前方)に入って行くポイントです。




シャクナゲ渓谷の道B、C
(上)はシャクナゲ渓谷の展望台へ向かうよく整備された道です。展望台への登り口を過ぎると道は急に細くなります。
正面に倒木が見えてくる頃、(下)の写真のポイントで流れを右に渡ります。赤いテープの付いた丸木が一本渡されています。




山腹の登山道(上)Dと、稜線への取り付き点(下)E
流れを渡ると、今度は戻るように右折しますが、道はやがて(上)のように山腹を巻き始めます。しばらく進むと、道は北東をめざすようになりますが、
(下)の写真のあたりで左の尾根に取り付きます。稜線はすぐです。稜線に出れば、またはっきりした踏み跡が出てきます。
白いビニールひもは松茸山への立ち入りを制限するために巻かれています。松茸シーズンには、この山塊には入らない方が無難でしょう。




稜線からの砥山・山頂部F
稜線に出てビニールひもにはさまれた道を登ると、右手前方に、目指す砥山の山頂部が見えてきます。なかなかきれいな円錐状です。



林道からの砥山G
尾根を登っていくと、突然林道に出ます。そこからの砥山はこんな感じです。少しだけ林道に沿って右(東)に進みます。



砥山稜線への入り口H
林道を離れて主稜線に乗るポイントです。右に鹿よけフェンスがあります。前方の杉林の中に、道はあります。



砥山への稜線道
主稜線上の尾根道は、林道が平行して走っているにもかかわらず、よく踏まれたいい雰囲気の道です。



砥山の山頂I
急な稜線を登り詰めると、砥山の山頂です。いくつかの登山符以外、何もありません。眺望もありません。
ここから東への下りは、さらに急です。木を持って慎重に降りていきます。




砥山〜丸茅山の稜線道J
あいかわらず主稜線上の道は、よく踏まれたよい道です。



西山
稜線は植林地のため、眺望は余りありませんが、時折右前方の杉の木の上から西山の山頂部が見え隠れします。



綿向山
左手には時折、綿向山1110mの勇姿があります。ちょうど手前の水無山と重なって見えています。ほかにも、
このあたりの最高峰・雨乞岳1238mや、サクラグチ919m、奥草山820mなどが砥山周辺から見えました。
(ほかの写真は「滋賀の山・山姿写真集」でご覧ください。)




丸茅山の山頂K
丸茅山は標高こそ砥山より高いのですが、あまり目立たない山で、山頂も縦走路から少し左にずれていますので、うっかりしていると、通り過ぎてしまいます。



丸茅山〜西山への稜線L
丸茅山を過ぎると、雪がずいぶんと出てきました。



雪の足跡(上)と雪のキノコ(下)M
今日の先客は、ウサギさん?人間はぼくが初めてのようです。



670m峰Nからの西山
もう西山はすぐのようですが、雪の深さと、時間の関係で、今日はここまで。



670m峰からの砥山
引き返す前に西を見ると、さっき越えてきた砥山が、ほんとにきれいでした。



林道から猪の鼻ヶ岳への分岐(上)Oと、稜線分岐(下)P
670m峰から、来た道を丸茅山に戻り、そこからは林道をひたすら戻ってきました。(上)の写真のポイントで、林道を離れ、猪の鼻ヶ岳に向かいます。
(下)の四つ辻で、一旦稜線を離れ、右に山腹を降りていきます。




猪の鼻ヶ岳、山頂への取り付き(上)Qと、山頂(下)R
山腹の道を下り気味に行くと、やがて「宝殿ヶ岳」と書かれた矢印が出てきます(上)。しばらくはかなりの急登です。
地元では、「宝殿ヶ岳」と呼ばれる方が多いようです。(下)は三角点のある山頂。雑木林で眺望は残念ながらありません。




鎌掛峠の池からの猪の鼻ヶ岳S
宝殿林道を下ってくると、峠の池のところに出てきます。駐車場までは10分ほどです。


山行記録:日時−2002年12月15日、天候−晴。11:40 鎌掛のシャクナゲ渓谷入り口の駐車場に駐車。歩き始める。11:50 シャクナゲ渓谷登り口分岐、12:05 流れを渡って山腹の道に入る。 12:30 林道に出る。12:40 砥山への稜線に乗り、13:05 砥山山頂着、14:00 丸茅山山頂着、14:15 670m峰着。引き返す。14:30 丸茅山山頂、ここから林道を戻る。15:05 猪の鼻ヶ岳への林道分岐、15:15 猪の鼻ヶ岳への取り付き、15:25 猪の鼻ヶ岳山頂着。15:30 山頂発、15:45 林道出合、16:00 鎌掛峠、16:10 駐車場に戻る。

 シャクナゲ渓谷は、シーズンには臨時駐車場でさえ待ち時間付きなのに、この時期は駐車場@はぼくの車1台だけでした。しばらくアスファルトの道を行きます。右にシャクナゲ池が見えると、橋を渡らずに流れに沿って左の小径に入ります。ここがシャクナゲ渓谷の登り口Aです。しばらくは遊歩道といった広い道が続きますが、展望台の入り口を過ぎると、登山道らしくなってきます。倒木が前途を遮り、右の流れもほとんどなくなれば、流れを渡るポイントCです。流れを渡って、半分引き返すような方向に山腹を行く道が登山道です。テープも所々に付いています。やがて右下にシャクナゲ渓谷の一本北東の沢が見えてきますが、沢に降りずに、左の尾根に取り付きますE。尾根上は、あまりうれしくないことに松茸山のビニールテープだらけです。でも、時折イワカガミの葉があって、初夏にも来てみたくなります。やがて尾根道は急な登りとなりますが、右前方に砥山のいい形が見えてきたらF、まもなく林道に出ます。この林道は、鎌掛峠と丸茅山を結ぶ未舗装の宝殿林道です。東に10分ほど歩けば、右に鹿よけフェンスが出てきて、林道は稜線から離れ北側の山腹を行き始めるポイントHとなり、ここから砥山への主稜線に乗ります。稜線上はなかなか素晴らしい道で、気持ちよく歩けます。最後に急な登りを登りきれば、砥山の山頂Iです。
 この日はこのあたりから雪が出てきました。山頂は特に何もないのですが、さすがに尖った峰だけあって、東への下りの急さは、なかなかすごいものです。鞍部から左の林道にもすぐに出られますが、そのまま稜線の道を行きます。その後、また落ち着いた稜線が始まって、逃げていく鹿を見ながら歩けば、気がつけば丸茅山Kを過ぎています。峰はほんの小さな盛り上がりで、稜線の道は右側を巻いてしまいます。稜線が右(南)に振ったら、引き返しましょう。
 最初はここで、引き返す予定でしたが、もう少し時間の余裕があったので、西山方面に向かってみました。稜線の雪はさらに深くなってきました。といっても、ここは南鈴鹿、しかも12月半ばで、雪は深いところで20cmといった程度でした。西山の少し手前の670m程度の無名峰Nから西山と砥山を眺めてから引き返しました。帰りは、丸茅山から北側山腹の林道を通りました。右手には綿向山と蔵王ダム、後方には雨乞岳とサクラグチ、奥草山などが見えました。砥山への稜線の入り口からさらに5分ほど西に戻ると、猪の鼻ヶ岳への道の入り口Oです。その後一旦は砥山と猪の鼻ヶ岳を結ぶ主稜線に出ますが、四つ辻Pで右折し、ここからは下り気味に北に向かいます。やがて、「宝殿ヶ岳」の矢印看板があって、ここQからが猪の鼻ヶ岳への急登です。それでも、10分弱で三角点のある山頂Rに着きます。
 山頂からの帰途は、とりあえず来た道を「宝殿ヶ岳」の矢印看板まで戻り、ここを左折してしばらく行けば林道(支線)に出ます。林道を下ると、先程歩いていた宝殿林道の先と合流し、やがて鎌掛峠の池の横Sに出てきます。
ここから駐車場@までは10分ほどです。



山行マップ


地図中の番号は、写真と対応しています。