火打山と妙高山   Mt.Hiuchi & Myoko

頸城山塊の主峰・火打山と越後富士・妙高山は、信州と越後の国境付近に並んでいます。どちらも深田百名山であり、一回の山行で両方の頂を踏むことができるため、このルートはかなり人気コースのようです。まだ下界はむんむんと暑い初秋の連休、笹ヶ峰からのこの一泊二日ルートを辿ってみました。

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周囲からの妙高山、火打山へ

山行写真
撮影日:2007/9/22〜23 Photo by Minaphm, 、and M.I.(6枚目と9枚目), All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5



朝の黒姫山
上信越自動車道の妙高高原ICを降りて、西に向かうと、信濃富士・黒姫山の姿。この右には妙高山が聳えています。



笹ヶ峰野営場の駐車場 @
ここに駐車して出発です。後方は黒姫山。でも、山頂は左端の峰で、手前の御巣鷹山が中央に目立っています。



登山ゲート A
こんな立派なゲートは、他では見たことないです。登山届のポストが三つもあるのはなぜ?ここの標高は1320mほど。火打山まで標高差1140余m。



真っ赤なきのこ
いきなり木道の脇に、毒々しいでもきれいなきのこが・・・。



木道を登る B
登山口から黒沢の出合までのかなりの部分は、このような木道が敷かれています。



黒沢出合 C
やがて黒沢の橋です。ここからいよいよ十二曲りの急登。ちょっと休憩です。



十二曲り D
急な坂を登りきって、尾根に出たところに「十二曲り」。でも、この先は尾根歩きで、傾斜は少し楽になります。



乙見湖と高妻山 D−E間
初めて下が見えました。人造湖の乙見湖。その左手あたりが登山口です。はるか上には、乙妻山・高妻山の姿が・・・



富士見平 E
富士見平です。ここで、火打山方面と妙高山方面が分岐します。標高は2060mほど。まず、火打山方面に向かいます。



シラタマノキ E
富士見平周辺から、あちこちで見かけました。



三田原山 E-F間
黒沢岳への尾根に登っていくと、後方に妙高山の外輪山のひとつ、三田原山。標高は2360mほどあります。



焼山、火打山 F
地図のFあたりで突然左前方に現れます。ほんとうに感動的です。火打山は標高2462m。火打山の左は影火打2384mです。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
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焼山 F
標高2400mの焼山です。いまでも噴煙を上げています。このときは、登山禁止は解除されていました。



高谷池ヒュッテ G
やがて、高層湿原・高谷池(こうやいけ)の脇に立つ高谷池ヒュッテです。ここにザックを置かせてもらって、火打山へ。



高谷池と火打山 G
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オオバタケシマラン



高谷池と高谷池ヒュッテ G−H間



木道を行く G−H間
高谷池と天狗の庭を隔てる小さな尾根を越えていきます。尾根の上にも湿原が。



天狗の庭 H
こちらも、2110mにある高層湿原です。火打山がだいぶ近づきました。



池塘脇から H
さかさ火打です。
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ウラジロナナカマドの実 H−I間
稜線に乗ると、ウラジロナナカマド、ダケカンバ、やがてハイマツが出てきました。ウラジロナナカマドは、葉の下半部にギザギザが無いのが特徴。



近づく山頂部 H−I間
ライチョウ平あたりです。ずいぶんと近づきました。



木道を登る H−I間



火打山・山頂 I
やっと山頂です。けっこう賑わっていました。でも残念ながらガスに覆われ、眺望はなし…



火打山からの妙高山 I-H間
山頂をあとに下っていると、ガスが一瞬晴れて、正面に明日目指す妙高山の山頂部が現れました。でもまた一瞬で消えてしまいました。



茶臼山を登る J
高谷池ヒュッテで荷物を持って、今夜泊まる黒沢ヒュッテを目指します。茶臼山を越えていくルートです。



黒沢ヒュッテ K
ユニークな形をした黒沢ヒュッテ。今夜はここで一泊です。



黒沢ヒュッテ内部 K
あのユニークな建物の内部です。なかなか快適に過ごせました。



黒沢ヒュッテ前分岐 K
翌朝、妙高山に向けて。右は笹ヶ峰への下り、左が妙高山への道です。ザックをヒュッテに預けて、必需品のみ持って登ります。



大倉乗越にて L
外輪山を越える大倉乗越に着いた時、目の前に高くて大きな黒い影が・・・。



妙高山・山頂部 L−M間
それは妙高山の本峰でした。やがてガスが晴れてくれました。しかし、これを登るのは相当手強そうです。しかも道はまだ下って行きます。もったいない・・・



長助池 L−M間



ミョウコウトリカブト L−M間
おそらくミョウコウだとは思いますが。



沢を渡る M
ずっと下ってきて、外輪山と本峰の間を流れる沢を渡ります。ここで標高は2025mほど。
妙高の頂点まで430mほど登らないといけません。先客さんも休んでいました。



本峰を登る M−N間
岩の多い急傾斜です。ほとんど空荷なのに、早くもバテてきました。



本峰を登る M−N間
だいぶ山頂が近づいてきました。ロープの固定された岩場を攀じ登ります。



妙高山・山頂 N
やっと着きました。三角点のある山頂です。でも最高点は南に少し行ったところ。



北アルプス望遠 N
今日は雲が多いのですが、雲海の上に北アルプス北部が頭だけ出していました。左から、鹿島槍ヶ岳、五龍岳と立山の重なり、剣岳、白馬鑓ヶ岳と杓子岳、白馬岳。



コケモモ N−O間
最高点に向かいます。途中、コケモモの真っ赤な実がきれいでした。



最高点あたりから三角点山頂を望む O
最高点ははっきりしませんが、大体このあたり?という岩に登ってきました。そちらから北の三角点峰はこんな感じです。



焼山・火打山 N
三角点峰に戻ると、西の雲が切れてきました。昨日登った火打山です。火打から茶臼山を越えるルート、手前の外輪山を下ったルートもよくわかります。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
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野尻湖 N
東側には、野尻湖が白く光っていました。



黒沢池 P
妙高から降りて、黒沢ヒュッテで昼食をとり、ザックを持っていよいよ笹ヶ峰向けて下ります。まず、黒沢池のほとりを南西へ。素晴らしい雰囲気の池です。



黒沢池周囲の木道 P−E間
幻想的な道です。



ムシカリの実と紅葉 C
黒沢出合にて。

山行記録:日時−2006年9月22〜23日、天候−二日とも、晴れ時々曇り。
22日:7:30 笹ヶ峰野営場@に駐車し、登山ゲートAをくぐって登り始める。8:30-35 黒沢出合Cで少し休憩、9:20 十二曲り標識D、10:40-55 富士見平Eで大休憩、11:05 火打山・焼山の見えるポイントF、11:40 高野池ヒュッテG着。11:55 ザックをおいてヒュッテ発、12:15 天狗の庭H、12:50 雷鳥平、13:25 火打山・山頂I着。13:35 下山開始、14:40 高野池ヒュッテG着。ビールタイムの後、15:05 ヒュッテ発、16:00 黒沢ヒュッテK着。
23日:5:45 黒沢ヒュッテK発、6:10 大倉乗越L、6:50-7:00 沢Mで休憩、8:10 妙高山・三角点峰N着。その後最高点Oに寄ったり、写真を撮って遊ぶ。9:25 三角点峰N発、下山開始、10:30 沢M、11:20-25 大倉乗越L、11:45 黒沢ヒュッテK着、ヒュッテのラーメンとビールで昼食。12:25 黒沢ヒュッテK発、13:25 富士見平E、14:35 黒沢出合C、15:20 登山ゲートA到着。

やはり人気のコース。6時半過ぎに登山ゲート前の駐車場は既にいっぱいでした。でも、野営場の広い駐車場はまだ余裕でした。黒沢出合Cまではゆっくりと登って行きますが、木道がかなりの部分に敷かれていました。黒沢出合Cからは、急に登りがきつくなり、十二曲りといわれる部分に入ります。Dで稜線に出てからは、少し傾斜は緩くなりますが、それでも富士見台Eまで、なかなかの登りです。ここから高野池G、天狗の庭Hまでは最初を除いてほぼ平坦なコース。高層湿原を楽しみながら、のんびり歩けます。また違う季節にも来てみたい湿原でした。火打山の登りは、きつさはないものの、なかなか長い登りです。2200mを超えたあたりから、タカネナナカマド、ダケカンバ、ハイマツが主体となってきます。ライチョウにも遭えるそうです。山頂Iにはかなりの数の人が休んでいました。高野池ヒュッテG〜黒沢ヒュッテK間は、茶臼山を越えていきます。標高差はあまりないのですが、一日歩いてきて、しかもビールを飲んでたので、けっこうきつく感じました;;
二日目の妙高山の登りは、火打山と比べてずいぶんと傾斜のきつさを感じます。しかも大倉乗越Lまで登った後、120mほど下って、そこから430mほど登るわけですから、二日目の重い体にはけっこうハードでした。でも、山頂からは、曇っていたにもかかわらず思った以上に眺望があって、十分楽しめました。また、黒沢池周辺は尾瀬を思わせるような広大な高層湿原で、雰囲気も素晴らしいところでした。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(湯川内、妙高山)をベースに作成いたしました。


図中の番号は上の写真と対応しています。


周囲からの妙高山、火打山



朝の妙高山
上信越自動車道の妙高高原IC近くより。冬、このあたりにスキーに来ることが何回かあったので、見慣れた姿です。2007.9.22
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
ダウンロードすると、壁紙(1920×1280)としてお使いいただけます。



池の平スキー場からの妙高山、1980.3.17



直江津から、火打山と焼山、2007.9.24



妙高山、斑尾スキー場より、2001.3.30



四阿山からの火打〜妙高
左から焼山、影火打、火打山、三田原山、妙高山、2005.5.14