呉枯ノ峰と菅山寺   Mt. Kurekarenomine & Kanzanji Temple 

呉枯ノ峰532mは伊吹山地北部の南西の端、余呉川と高時川に挟まれた山塊の峰ですが、木之本北東側の里山といったほうがわかりやすいかもしれません。この峰は一等三角点があることでも知られています。山頂の北東には菅原道真公(菅公)が子供時代をすごした菅山寺があり、その静かなたたずまいも見逃せません。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

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撮影日:2014.11.16 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5


木之本地蔵院への道 P-@間
JR木ノ本駅近くに車を置き、お地蔵様で有名な地蔵院・浄信寺へ向かう道です。写真ではわかりませんが、この道、結構登っています。



木之本地蔵院・浄信寺 @
しばらく行くと突き当りが浄信寺です。



お地蔵様 @
境内に立つ6mの巨大なお地蔵様。ご本尊を写したものだそうです。



南からの登山口への道 A
木之本小学校から、伊香高校のグラウンド脇に進み、奥に入る舗装道です。この先が登山口。



賤ヶ岳 A
振り返ると、伊香高校のグラウンドの向こうに、賤ヶ岳の姿です。



登山口 B
舗装道が途切れたところが登山口です。看板には「起点 北田部より三つ頭まで」と書かれていました。


登山口からの登り B-C間
いきなり、なかなかの急勾配をくねくねと曲がりながら登ります。下のほうは常緑樹が多いせいか、11月半ばというのに薄暗い林の中の登りです。



三角点 C
やがて右前方から上がってきた明るい尾根上に出ます。その後しばらくの登りで、四等三角点「千田」のある場所です。標高は392.9m。



尾根上の道(1) D
このあとはほぼ尾根の上を登るルートです。残念ながら呉枯ノ峰まで眺望はありませんでした。



尾根上の道(2) E
落葉樹が多くなってきました。



呉枯ノ峰・山頂 F
やがて、一等三角点のある山頂広場に出ます。点名はそのまま「呉枯ノ峰」。標高は531.8mです。



色づく紅葉 F-G間
山頂の先で、ようやくきれいな紅葉に出会いました。やがて左下からの田上山から来た道と合流します。



蕎麦粒山 G
Gのあたりで、木々の隙間から遠くが見えました。雪で真っ白な鋭鋒が見えました。美濃の名山、蕎麦粒(そむぎ)山
1297mです。手前の県境稜線が八草峠の凹みで低くなり、その隙間から美濃の山が覗いています。




金糞岳 G
こちらは県境にある滋賀第二の高峰・金糞岳です。しかし、左に見えているのは1317mの最高峰ではなく、白倉の頭1271mです。



尾根上の道(3) G-H間
このあたりも、なんとも言えず美しい道です。



菅山寺分岐 H
やがて、広場に出ました。右に下れば菅山寺、左に下れば坂口、まっすぐ行けば林道に出ます。まずは菅山寺へ下ります。



菅山寺への下り H-I間
ブナの出てきた林の中を下っていきます。



菅公お手植えのケヤキ(1) I
やがて小さな門と、その両側にケヤキの大木の立つ広場に出ます。



菅公お手植えのケヤキ(2) I
2本のケヤキは、菅公がお手植えになったものと伝えられています。裏から見たほうが
迫力があります。ただ、向かって右のケヤキの樹勢が衰えているのが気がかりです。




菅山寺の本堂 J
菅原道真公はこのお寺で6歳〜11歳まで過ごされたそうです。今では無住のお寺となり、
本堂も静まり返っていました。冬は雪深いところ、建物がいつまで持つのか心配です。




朱雀池 K
その先に池がありました。鯉が泳いでいました。



近江天満宮 K
こちらも建物が危なくなって、立入禁止となっていました。なんとももの悲しい風景です。



稜線上の紅葉 H-L間
Hまで戻り、少し北の林道、菅山寺駐車場のほうに向かいました。その間にあった素晴らしい紅葉です。



鉄塔下にて L
菅山寺駐車場Mは林道の終点で高圧線の鉄塔の下。当然ここからの眺望が楽しみです。



己高山 L
高圧線が向かう方向にある己高山923mです。



野坂岳 L
西北西に野坂岳913m。敦賀の山です。手前は文室山534m。



坂口への下り H-M間
菅山寺の表参道として栄えてきた道です。さすがによく踏まれていた道です。およそ一定間隔で
石のお地蔵さんが祀られています。ただ、古いもので、頭がなくなったお地蔵さんも・・・




坂口の大鳥居 M
表参道の入口にあたる坂口の集落に、大鳥居がありました。



賤ヶ岳SAから見上げる呉枯ノ峰 N
最近は歩行者に開放してくれているSAが増えてきました。ここ賤ヶ岳SAも入口があり、トイレ休憩をかねて入り
ました。ちょうど見上げると呉枯ノ峰方向です。ただ、あそこが山頂なのか、手前の尾根なのかは微妙です。




SL北びわこ号
木ノ本駅に戻ると、ちょうどSL北びわこ号が出発するところでした。一見、右に進みそうですが実はSLが最後尾で左へ進んでいます。



山行記録:日時−2014年11月16日、天候−晴れ。9:25 木ノ本駅近くの駐車場P発、9:45 木之本地蔵院@にお参りして、10:00 登山口B発、10:40 四等三角点、11:17 呉枯ノ峰・山頂着(昼食)。11:45 同所発、12:08 菅山寺分岐H、12:18〜12:45 大ケヤキI、菅山寺J、近江天満宮K周回、13:05 菅山寺分岐H、13:09〜13:20 Lで写真撮影、休憩、13:23 菅山寺分岐H、13:57 坂口・大鳥居M、14:19〜14:38 賤ヶ岳SAにて休憩、15:04 駐車地P着。
 休憩を入れても5時間ほどの周回コースです。最後、坂口から木ノ本駅まで道路歩きが長いですが、坂口のバスの時間を計算して歩けば、ここはカットできそうです。呉枯ノ峰は一等三角点以外はあまり目立たない地味目の山ですが、尾根歩きの後半は意外なほど美しい尾根でした。菅山寺周辺は現在無住となり、ゆっくりと自然に戻っていく姿となっています。特に秋、その静けさは感傷的でもあります。



ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(木之本)をベースに作成いたしました。