大山   Mt. Daisen

中国地方の最高峰にして、唯一の深田百名山の伯耆大山。白山火山帯に属する火山で、西からの眺めはまるで富士山のようなので、伯耆富士と呼ばれています。しかし、北や南から見ると、その眺めは一変し、荒々しい崩壊壁が吊り尾根状になった台形の山容です。標高は、最高点の剣ヶ峰が1729mですが、崩壊が激しいため通常の夏山登山道方面からは立入禁止で、1711mの弥山三角点の手前までしか登ることができません。大山寺から夏山登山道をピストンしました。



山行写真
撮影日:2001/4/28 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: SMC Pentax 50mm F1.4、XR Richenon 135mmF2.8


夏山登山口の大山橋より北壁を望む
GW、荒々しい北壁には雪が残りますが、登山口は新緑が眩しいほどです。右端が目指す弥山。



2合目付近の登山道
ブナの新緑に囲まれた美しい登山道です。



ミヤマカタバミ
足元には時折可憐なミヤマカタバミが咲いていました。



5合目あたりの残雪
地形的に、5〜7合目に残雪が多く残っていました。この日はザラ雪なので、アイゼンの必要はありません。



6合目からの北壁
時折、崩壊による岩石落下の音が響く。



登ってきた方向を見やる
天気が良ければ弓ヶ浜まで見えるそうなんですが・・・



ダイセンキスミレとダイセンキャラボクの純林
どちらも、大山の特産種。



ここまで!
ここから先は立入禁止です。左が弥山三角点、右が最高峰の剣ヶ峰。



剣ヶ峰と烏ヶ山
下を覗くとぞっとするほど急な南壁側の雪渓です。右は烏ヶ山1448m。



剣ヶ峰、1729m
135mm望遠レンズによる。



木道と頂上避難小屋


山行記録:日時−2001年4月28日、天候−晴れ。GWの渋滞の中、なかなか遠い道のりを何とか走り抜き、正午から登山開始。お弁当食べても3時前には山頂でした。本来は翌日登る予定であったのですが、翌日の天気予報が雨のため、急遽この日に登ることに変更。5〜8合目に残雪はかなりありましたが、ザラ雪でアイゼン・ピッケルは不要でした。雪解けに伴って、凄まじい崩壊が起こっていました。12:00 大山橋発、13:50-14:10 8合目にて昼食、14:40 弥山山頂到着、15:20 弥山山頂出発、17:10大山橋到着。全て夏山登山道。なお、下山は最初、行者谷コース経由を予定していましたが、砂防堰堤工事のため、行者谷コースは、立入禁止となっていました。その晩は大山寺近くの「やまびこ荘」に宿を取りました。川魚や山菜がおいしい、良い宿でした。

深田久弥も「日本百名山」のなかで書いてますが、大山の凄さは、そのみごとな崩壊ぶりだそうで、行ってみたら、やはり、崩れてるは、崩れてるは。北壁は、全てが崩壊壁っていっていいほどで、大きな木は一本も生えてないほどでした。東側は一転、樹林(下の方はブナ、ヤマヤナギ、上の方はダイセンキャラボク)に覆われ、登山道はその境界の尾根をどんどんと登っていきます。登ってる最中に、大きな崩落が何回かありました。すごい迫力。最初は、ダンプカーが砂利道を走ってるようなバリバリという音がして、耳を澄ますと、ごろごろどんどんごろどんどん・・・・と、雷みたいな鈍い音。ほんと、常に崩壊を続けている、まさに崩れ山でした。でも、そのせいで現在は最高峰剣が峰には縦走できません。弥山近くの広場が最終目的地。といっても、最高峰と15mほどしか標高は変わりませんが。


周囲からの大山





西からの大山
ともに、大山まきばミルクの里より。2001/4/29