名頃から三嶺   Mt. Miune from Nagoro

 お盆、そして終戦記念の日、2007年は四国は朝から快晴でした。三嶺を登るには、打ってつけの日となりました。三嶺は、四国の中でも、最後の秘境とか、遺産とかよく言われる山で、高知県の最高峰でもありますが、その分環境破壊も問題となっている山です。徳島側、祖谷の名頃から往復しましたが、その影響もあってか、すでに三嶺林道は車両通行禁止となっていました。それでも名頃には大きな駐車場が設置されていて、ここから3時間ほど歩けば標高1894m(2014/4/1改定、それ以前は1893m)の三嶺の山頂に着けるのですから、贅沢は言えません。しばらく林道を歩けば、やがて山道に入りますが、関西の山とは一味違った手付かずの自然が感じられる山です。山頂に着いたとき、南からの三嶺の姿がどうしても見たくて、南への稜線をカヤハゲ(1720m)まで往復しました。しんどかったですが、価値は十分ありました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています

山頂からの眺望へ
ルートマップへ

山行写真
撮影日:2007/8/15 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5



見ノ越の北からの三嶺
夫婦池から見ノ越へと下る途中、西に三嶺1894mが現れます。左にはカヤハゲを従えています。



名頃駐車場 @
名頃には大きな駐車場が設置されています。トイレもきれいです。7:30、既に2台の車がとまっていました。



三嶺林道 A
三嶺林道は、入り口にゲートがあり、車両は進入できません。きれいな道ですが、この時期、ウシアブがうるさく付きまとってきました。



振り返れば塔の丸 A
見通しのいいところから振り返ると、後方に塔の丸が聳えています。本当の山頂は見えていませんが・・・。



平尾谷登山口 B
林道を少し離れてショートカットしますが、やがてまた林道に戻り、平尾谷を登ります。そのうち、平尾谷登山口です。



登山道 B−C間
平尾谷から離れて山腹を登る道です。


 

ホウの木 B−C間
登山道わきにみごとなホウノキがありました。



ダケモミの丘 D
三嶺から東へ延びる稜線に登ったところで、林道終点からの登山道と出合います。道標の後ろはモミの木です。



木の隙間から塔ノ丸 E
稜線上を登っていきます。主にモミなどの針葉樹帯です。時折、塔ノ丸1713mが姿を見せてくれます。



カニコウモリの大群落 E
変な名前ですが、キク科の花です。



低木の林 F
やがて稜線から左の山腹にそれます。大きな針葉樹の樹林を抜け、低木帯に。空も見えてきました。



白髪山とカヤハゲ F
左手(南)が開けると、三嶺〜カヤハゲ〜高ノ瀬〜剣山へと続く尾根、のカヤハゲ(右寄り)周辺と、その向こうに白髪山1770mです。



イブキトラノオ F
徐々に、日当たりよくなってきて、花が現れ始めました。ピンクでよく風に揺れるイブキトラノオ。



 山頂からの稜線 F−G間
右上に山頂からの稜線が見えてきました。山頂部独特の笹も出てきました。



イヨフウロ F−G間
シコクフウロとも呼ばれる花です。



笹原を登る F−G間
いよいよ笹原に飛び出すところです。



天突く岩 F−G間
大岩の下を抜けてから稜線へと登っていきます。美しい笹原です。花は終わっていましたが、コメツツジもこのあたりから見かけました。



ツツジの紅葉 F−G間
まだお盆というのに、気の早い木は紅葉を始めていました。



三嶺小屋と池 G
登山道は最後、階段となって稜線に上がります。それが、小さな立て札の見えるポイントGです。その向こうには赤い屋根の三嶺小屋。手前には池と、広い笹原。



山頂を望む G−H間
いよいよ前方に、三嶺の山頂が現れました。左遠景は綱附森1643m。



振り返る大笹原 G−H間
小屋周辺の笹原は思ったより広大でした。左遠景は塔ノ丸1713m。右の雲がかかるのは、丸笹山1712m。



山頂 H
やがて三角点のある山頂です。標高1894m。






山頂のからの眺望



西熊山と天狗塚 H
山頂から西の眺めです。笹原の稜線が続きます。右の日陰になったところが西熊山1816m。左奥の秀峰は天狗塚1812m。



綱附森 H
南西には綱附森1643m。この山も笹がきれいそうです。こちらはちょうど高知市の方向。



石立山 H
南東には石立山1708m。





イブキフウロとコメツツジの木 H
山頂でのスナップです。



三嶺南斜面と剣山・次郎笈 H−I間
山頂をあとに、南へ下ります。三嶺の南からの姿を見るためです。下り始めると、さっきまで雲の中にいた
剣山と次郎笈が見えてきました。三嶺の笹に覆われた南斜面は、ほんとにみごとというほかありません。



剣山・次郎笈 I
カヤハゲに近づいたあたりから。剣山1955m(左)と次郎笈1929mの兄弟峰。左の峠が見ノ越です。



 カヤハゲの山頂にて J
ずいぶん下ってカヤハゲの山頂1720mです。またあの山頂までと思うとちょっと気が重いですが…・



カヤハゲからの三嶺 J
でも、この姿が見られたので、良しとしましょう。



カヤハゲからの天狗塚と西熊山 J



ちょっと変形のイヨフウロ I−H間
息も絶え絶えで三嶺に戻る途中、花びらの先端が三つに裂けたイヨフウロに出会いました。




山行記録:日時−2007年8月15日、天候−晴れ。7:30 名頃駐車場@に駐車後、7:45 出発、8:20 平尾谷登山口B、8:55 水場C、9:20 ダケモミの丘D、10:25 三嶺小屋分岐G、10:40 三嶺・山頂三角点H到着、昼食後、11:25 南へ下り始め、12:15 カヤハゲI到着。12:25 カヤハゲI出発、13:20 三嶺・山頂三角点H再到着、14:15 ダケモミの丘D、15:00 平尾谷登山口B、15:25 名頃駐車場@着。

 お盆の一日、天候は朝から快晴でした。名頃の駐車場に7:30に入ると、すでに2台の車が着いていました。三嶺林道は、チェーンで通行止めとなっていました。入口に「クマに注意」の看板がありました。平尾谷川沿いの三嶺林道にはけっこうウシアブが多く、払いのけるのに苦労しました。最初のヘアピンで林道から外れて、谷沿いの道を進みます。やがて林道に出て、しばらく林道を行くと、次のヘアピンが平尾谷登山口Bです。ここにも、クマの注意看板が何枚か。ここからの登路は、1/25000地形図の破線とは少し違いました。針葉樹と広葉樹の混じり合った林を登り、水場を経てさらに登っていくと、稜線上の鞍部に出ます。ここがダケモミの丘Dと呼ばれるところで、周囲はいつの間にかモミなどの針葉樹林帯となっていました。ここからも1/25000地形図では1544mの三角点に迫っていますが、実際はほぼ稜線に沿って登っていきました。さらに高所へいくと、Fの手前で稜線から右に外れ、山腹道となります。三嶺小屋直下の岩壁を避けるためのルートでしょう。木が低くなり、まばらになり、そしてついに笹原に出ます。ここらあたりから、一度来たら忘れられないすごく素晴らしい場所です。とにかく笹がきれいです。鈴鹿で見慣れた笹とは、背丈や色や密度が違います。感激しながら笹原を進むと、間もなく稜線上に出て三嶺小屋分岐Gです。ここで、池と広い笹原に再び感激。なんとも言えず、きれいです。間もなく山頂H、そして西の西熊山や天狗塚が目の前に現れます。昼食を食べながら、どうしても三嶺の南面を見たくなってしまい、とにかく南への稜線を下って行きました。徐々に南面の大笹斜面が見えてきました。噂通り、素晴らしいものでした。カヤハゲJまでがんばって下りましたが、帰り(登り)は、バテバテ・・・でも、三嶺から名頃への下りは、再び爽快な下山となりました。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(京上、久保沼井、剣山、北川)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。



周囲からの三嶺



矢筈山への登山口・落合峠から



次郎笈から