落合峠から矢筈山   Mt. Yahazu from Ochiai pass

 矢筈山1849mは四国・徳島の祖谷山系の最高峰です。祖谷山系は剣山脈の北側に位置し、どうしても剣山〜三嶺に比べて地味な山が連なりますが、ほかにも石堂山1636m、烏帽子山1670m、寒峰1605mなどがあり、なかなか魅力的な山系です。その主峰・矢筈山は落合峠から歩けば、結構楽に山頂に立てます。秋晴れの日、このルートを歩いてみました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています

山頂からの眺望へ
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山行写真
撮影日:2007/10/7 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5


落合峠から笹原を登る @
標高1520mの落合峠は、吉野川沿いの東みよし町三加茂から南下し、一つ峠を越えて深淵(みぶち)の廃村を経てさらに南下した所です。
これを越えると東祖谷に越えられます。ただし道路状況は厳しく、時折がけ崩れや工事で通行止めとなるので、注意が必要です。




落合峠からの三嶺 @
峠からの眺望はすばらしいものがあります。南には三嶺1893mです。



天狗塚 @
三嶺の右には西熊山1816m、天狗峠、天狗塚1812m、牛の背。



落合峠と落禿 A
車がとまっているところが落合峠。後方には落禿1683mと前烏帽子(右)。



烏帽子山 A
そして、その右手には烏帽子山1670m。烏帽子スタイルがよくわかります。



矢筈山 B
(上)最初の急傾斜を登りきると、正面に目指す矢筈山の全容が現れます。最高点1849mは左端の峰です。
(下)最高峰のアップです。




サガリハゲ山 B
矢筈の右手には険しいサガリハゲ山1745mです。



リンドウ B
笹に負けずに、リンドウが咲いていました。秋の花の代表です。



森に入る C
ウラジロモミの林でしょうか。



落合峠を振り返る D
さらに樹林帯を進んでいきます。あまり高度差も無く、快適な道です。途中、木々の隙間から落合峠が見えるポイントがあります。
いま歩いてきた尾根に、東祖谷に下る林道です。山は、落禿と前烏帽子(右)。




急登始まる E
いよいよ急登が始まります。トラロープが無いとずれ落ちそうな傾斜です。



サガリハゲ分岐・巻き道 F
やがてサガリハゲの分岐にたどり着くと、道は前衛峰を避けて巻き道となります。



黒笠山 G
前衛峰を巻き終わるとコルに出て今まで見えなかった東の展望が開けます。前方に阿波のマッターホルン・黒笠山1703m。



塔ノ丸 G
その右には名峰・塔ノ丸1713m。その左後ろに剣山一帯があるはずですが、あいにく雲の中でした。



美しい森 G−H間



サガリハゲと三嶺〜天狗塚 H
さらに登ると、サガリハゲの鋭鋒が右手に。後方には左から三嶺〜西熊山〜天狗峠〜天狗塚〜牛の背。



近づく山頂 H
もう少しで山頂です。



山頂 I
三角点のある山頂です。MBがあるのには驚きました。オーナーは何処に?
(この団体さんのでないことは確かです。)







山頂のからの眺望



北 I
北にはまず石堂山1636m。その向こうに風呂塔(ふろんとう)1402m。左には日丸山1240m。遠方には吉野川谷を挟んで阿讃国境の山々。



西 I
西は左から寒峰1605m、落禿1683m、前烏帽子、烏帽子山1670m。



東 I
東は中央に黒笠山1703m。その右後方は赤帽子山1611m。






石堂山 D−C間
帰途、さっきまで見下ろしていた石堂山を見上げる。



笹原を振り返る C−B間
本当にきれいな笹原です。



山行記録:日時−2007年10月7日、天候−晴れ。10:25 落合峠@に駐車後、10:30 最初の傾斜を登って見晴らしの良い笹原Aを経て、11:00 1654mピークを越えて森に入りC、11:30 サガリハゲ分岐F、11:40 コルG、12:00 山頂I着。昼食後、12:30 山頂I発、13:00 サガリハゲ分岐F、13:55 駐車地@着。

 秋の快晴の日、国道192号線三加茂から南に入り、風呂塔(ふろんとう)のキャンプ場に行く道を左に分け、深淵に入り、さらに南下して笹原の広がる落合峠@に着きました。道は狭く、カーブが多く、あちこちで工事が行われていて決して楽なコースではありませんが、標高はすでに1520m。南には祖谷川の谷を隔てて三嶺〜天狗塚の大展望が広がる、素晴らしい峠です。ここに車を置いて、リンドウの咲く笹原を登っていきます。見晴らしも良く最高の道です。正面に険しいサガリハゲとこれから目指す矢筈山の姿も、ずっと見えています。後方には、烏帽子山がまさに烏帽子の姿で立っています。その左には前烏帽子と落禿。やがて1654mピークを越えると、森に入ります。ウラジロモミが主役のようです。Fあたりからいよいよ急登が始まりますが、そんなに長くは続かず、サガリハゲ分岐Fに着きます。サガリハゲへの細くてきつそうな道を見送ると、前衛峰の巻き道となります。すぐに反対側のコルGに出ます。これまで見えなかった黒笠山と塔ノ丸が姿を見せてくれます。もうひと登りで矢筈山・山頂Iです。山頂になんとマウンテンバイクがありました。オーナーはどこかに行っているようで、いらっしゃいませんでした。山頂からは、すでにここで紹介した山に加えて、北に石堂山、風呂塔、日丸山、西には落禿の左に寒峰が現れます。写真を撮りながら昼食を終えたら、やがて4人づれの団体さんが黒笠山方面から登ってこられましたので、帰途に着きました。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(阿波中津)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。





周囲からの矢筈山



塔ノ丸・山頂より