鳳凰三山   [夜叉神峠〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜ドンドコ沢〜青木鉱泉]


南アルプス北部、主稜線の甲斐駒ヶ岳の南、駒津峰から分岐した尾根は仙水峠に下ったのち、早川尾根となり、栗沢山、アサヨ峰を経て白鳳峠に下り、再び持ち上がって高嶺、そして鳳凰三山となります。最高峰は観音岳で2840mです。地蔵岳のオベリスクが遠くから眺めたときこの三山を見分けるのにてっとり早い特徴です。この山の魅力の一つはその眺望の素晴らしさ。特に白峰三山の眺望は素晴らしいということですが、今回はずっと雨やガス・・・一瞬、農鳥岳が姿を見せてくれただけでした。それでも、タカネビランジやホウオウシャジンなどの特徴ある高山植物、下りのドンドコ沢の豪快な滝群などは堪能できました。

山行写真
撮影日:2008.8.24〜25 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5




夜叉神峠トンネル東口の登山口
甲府から4時のバスは1時間10分でトンネル東口に着きます。雨はやみそうにありません。



峠への道
夜叉神峠に向かって登ります。



サルオガセ
キリモ(霧藻)ともいうそうです。針葉樹に寄生しているのではなく、霧や霞をとっているそうです。。



夜叉神峠
標高1774m。小屋もあります。晴れた日には白峰三山がきれいなところなのですが・・・



夜叉神峠〜杖立峠間
針葉樹の樹林帯です。稜線から少し左にはずれた山腹を登っていきます。



南御室小屋
杖立峠から苺平を経て少し下がった所が南御室小屋です。雨が激しくなってきたので、かなり休憩させていただきました。



さらに北へ
稜線を進みます。まだ針葉樹林帯ですが、背丈が低くなってきました。雨は相変わらずです。



ガマの石
確かにガマですね^^。このあたりから写真の一部がぼやけてきました。おそらくCCDが一部曇っているのでしょう・・・



森林限界を超える
ガマの石の先で、突然、森林限界を迎えます。観音岳(左)と、薬師岳の一部がそぐそこに。



タカネビランジ(1)
砂払岳のザレ場で、ついにお目当ての花・タカネビランジに出会いました。



タカネビランジ(2)
岩の隙間でたくましく咲いています。




薬師岳
砂払岳から、標高2780mの薬師岳です。



薬師岳小屋
砂払岳を下り、鞍部から少し進むと今夜の宿・薬師岳小屋です。まだお昼過ぎなのですが・・・。でも、濡れた服を乾かしてゆっくりするのにちょうどです。



薬師岳・夕景
夕方、外に出てみると、雨が上がり、少し晴れ間が見えていました。



一瞬、農鳥岳
一瞬ですが、農鳥岳です。このあと二度と姿を見せてくれませんでした。



薬師岳小屋内部
落ち着いたいい小屋でした。雨のせいでしょう、今夜の泊まり客は全部で5名でした。


薬師岳山頂
翌朝、小屋から少しのぼると、もう山頂の立札。でも、本当のピークは岩の上で、登れそうにありません。



ホシガラス
カァカァではなく、ギャァギャァ啼く鳥です。



観音岳への稜線
今日も、眺望はあきらめです・・・



観音岳・山頂
2840m、今回の最高点です。ここの場合、後の岩に登ると、ほぼ最高点に登れます。



ホウオウシャジン
ついに、もう一つのお目当ての花・ホウオウシャジンに出会えました。花はイワシャジンやミヤマシャジンに似ていますが、
何と言ってもこの細くて先の曲がった葉が特徴的です。キキョウ科、ツリガネニンジン属。




オブジェ
このオブジェのような樹、ほかのHPでも見ました。



赤抜沢ノ頭の登り
砂礫の稜線を登っていきます。



ミヤマシャジン?
こちらはミヤマシャジンでしょうか?ホウオウシャジンとは葉がまるで違います。でもミヤマシャジンともなんとなく違うような・・・



赤抜沢ノ頭にて
ここで稜線を離れ、地蔵岳に向かいます。残念ながらオベリスクは霧の中・・・



オベリスク(1)
赤抜沢ノ頭から少し下った所で、霧の中からようやくオベリスクが現れました。



賽の河原
たくさんのお地蔵さんが祀られています。地蔵岳の山頂広場です。




オべリクス(2)
近づくと、こんな岩の塊です。



オベリスク(3)
鳳凰小屋に少し下り始めたあたりから。



ヤナギラン
鳳凰小屋にて。



ドンドコ沢へ
鳳凰小屋からの分岐です。やはり滝の美しいドンドコ沢を下ります。



ドンドコ沢上部
最初は傾斜も小さいおとなしい沢です。



クロサワアザミ
南アルプス特産のアザミです。頭花は横〜下向きに咲く淡紅紫色。


五色ノ滝
最初に現れるのは、高度差の凄い五色ノ滝。ほんと、素晴らしい滝です。



白糸の滝
次に現れる滝です。あまり近づけないのが残念です。



南精進ノ滝
二段で落ち、轟音を上げながら落ちる滝です。見事です。



レンゲショウマ
森の中がぱっと明るくなるような花です。キンポウゲ科、レンゲショウマ属。



青木鉱泉
やっとという感じで辿り着きました。でも、雨の影響?でバスが運休・・・なんとかタクシーが来てくれて助かりました。


周囲からの鳳凰山


仙丈ヶ岳から
小仙丈の山頂下の森林限界付近より。左端が地蔵岳(オベリスク)。高嶺をはさんで観音岳、薬師岳。1998.8、仙丈ヶ岳より。



甲斐駒ヶ岳から
左から順に地蔵岳(オベリスク)、観音岳、高嶺。薬師岳は観音岳の後。2009.8、甲斐駒ヶ岳より。



双児山から
左から地蔵岳(オベリスク)、観音岳、高嶺。右端に薬師岳の一角。2009.8、甲斐駒ヶ岳より。



北岳、八本歯のコルより
左から高嶺、地蔵岳(オベリスク)、観音岳、薬師岳。2014.8、北岳・間ノ岳より。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
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