茶屋川林道から銚子岳と静ヶ岳   Mt. Choshidake & Mt. Shizugatake

鈴鹿山脈の中北部、石榑峠の北に位置する竜ヶ岳のさらに少し北側に連なるニ山です。静ヶ岳は、かつて竜ヶ岳から稜線伝いに登ってきたことがありましたが、今回は、西の茶屋川谷からまず銚子岳の西尾根に取り付き、銚子岳からは稜線を静ヶ岳へ。静ヶ岳からは西北西に延びる尾根(北西尾根)を下って、再び茶屋川林道に下るルートを歩いてみました。晩秋の尾根歩きは、まさに静か、そのものでした。

●銚子岳・山頂からの眺望へ

●静ヶ岳・山頂からの眺望へ

●ルートMAPへ


山行写真
撮影日:2006/11/18 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5


茶屋川林道からの分岐点 @
茶屋川林道を奥へ奥へと進み、国道分岐から茨川までの4/5ほど進んだところ、右方向に
別な林道が分岐していくこのポイント手前で車をとめました。この急坂の林道を登っていきます。




天狗岩 @−A間
林道を登っていくと、後方に藤原岳の天狗岩1171mが現れます。左は、冷川谷の頭1143m。



ヒキノ A
茶屋川谷の向こうには、鉄塔の立つヒキノ844mです。紅葉も終わりかけていますが、まだ所々、みごとな色合いです。



尾根への入り口 A
林道が尾根を超えて、反対側の谷に回り込んでいくカーブで、尾根に取り付きます。これが、銚子岳西尾根です。



雌シカ A
尾根にとりついたと思ったら、後ろでザワザワ。振り返ると、林道に雌シカが一頭出てきてこちらを見ていました。



尾根を登る A−B間
この尾根、踏み跡ははっきりしないところがほとんどですが、それでも非常に
わかりやすく、歩きやすい尾根です。まず、迷う心配はなさそうです。杉の植林帯です。




御池岳 B
やがて、左手の杉が刈り込まれた場所があり、展望が開けます。大きく、御池岳・テーブルランドです。手前には土倉岳1050m。



杉林を登る B−C間



ヌタ場 C
やがて、傾斜の非常に緩い所に出ます。このあたり、ヌタ場が点々と現れます。



再び、急登に C−D間
まだ植林帯ですが、急になってきました。



静ヶ岳の山頂部 C−D間
右手の杉の間から、時折、静ヶ岳の山頂部が望めました。



イワカガミの尾根 D
山頂が近くなってくると、イワカガミがたくさん出てきます。もちろん、この時期は葉だけですが。
気がつけば、杉の植林帯は終わり、自然林となっていました。




天狗堂 D−E間
ヒキノからの稜線を超えて、天狗堂が見えてきました。



銚子岳・山頂 E
・・・と思っているうちに、山頂部に飛び出します。山頂からはあまり眺望はありませんが、
少しブッシュを分けて北方向(この写真では右手)へ下ると、北方向が広く見えます。




銚子岳・山頂Eからの眺望


藤原岳
中央が藤原岳・天狗岩1171m。右に藤原岳・展望丘1140m。左は、冷川谷の頭1143mと荷ヶ岳1054m。



御池岳
ほぼ中央が御池岳・丸山1247mです。さっきよりテーブルランドの幅が狭くなりました。手前には土倉岳1050m。右端遠景は伊吹山の山頂部。



テーブルランド・望遠
拡大して見ると、ボタンブチの岩場がよく見えます。100mm望遠使用。



御嶽山
藤原岳の石灰岩採石場の段々の上に、木曽の御嶽山3063mが輝いていました。100mm望遠使用。



中央アルプス
御嶽山の右手には、中央アルプスの峰々が。右寄りは空木岳。手前は養老山地です。100mm望遠使用。






山頂をあとに、県境稜線へ E−F間
銚子岳の山頂は、県境から少し離れて滋賀県側です。



県境稜線・出合 F
ここで、県境稜線に合います。左に向かえば治田峠、右は静ヶ岳、竜ヶ岳へ。今日は右に向かいます。



竜ヶ岳 F−G間
県境稜線を少し南へ進むと、ガレ場が現れ、素晴らしい眺望が得られます。正面に笹に覆われたなだらかな竜ヶ岳1100m。



静ヶ岳 F−G間
そして、その右にはめざす静ヶ岳1089m。



銚子岳 G−H間
銚子岳と静ヶ岳の鞍部Gから少し登り返し振り返った、銚子岳1019mです。山頂は、左奥です。



セキオノコバ近づく G−H間
徐々に傾斜が緩くなってきました。池のあるセキオノコバ周辺です。



セキオノコバの分岐にて H
再び、県境稜線を離れて、静ヶ岳に向かいます。この分岐あたりが、セキオノコバです。



静ヶ岳へ、最後の登り H−I間
分岐からは、そう遠くなく、静ヶ岳の山頂に立てます。イワカガミが迎えてくれます。



静ヶ岳の山頂 I
山頂では、先客がラーメンを作っていました。思わず、お腹が鳴ってしまいました…




静ヶ岳・山頂からの眺望



竜ヶ岳
山頂に、人がニ、三人いるようです。100mm望遠使用。



釈迦ヶ岳
ほぼ真南に、釈迦ヶ岳1092m。その右には猫岳1058m。100mm望遠使用。



御在所岳
その右側、御在所岳1212mです。100mm望遠使用。



雨乞岳
その右手には、鈴鹿第二の高峰・雨乞岳1238m。手前にイブネ1160m。100mm望遠使用。



銚子ヶ口と綿向山
さらにその右には、銚子ヶ口1077mと綿向山1110m。100mm望遠使用。






西北西に延びる尾根へ I−J間
静ヶ岳の西側には、西北西に延びる尾根と、一旦南西に、その後ほぼ真西に延びる、二本の尾根が延びています。
今回は、西北西に延びる尾根(北西尾根)で下ります。山頂を北西へ下り、右が急崖のところが、尾根道です。




藤原岳と銚子岳 I−J間
急崖の上からは、山頂からは見えなかった北方向が。銚子岳(手前)から左に下る尾根が、先ほど登ってきた尾根です。



乗鞍、御嶽、中央アルプス I−J間
再び、遠方の高峰が。左端には乗鞍岳3026mまで。



御嶽山 I−J間
そのうちの乗鞍岳〜御嶽山を望遠で。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
ダウンロードすると、壁紙(1920×1280)としてお使いいただけます。




伊吹山 I−J間
御池岳(左)と荷ヶ岳(中央)、冷川谷の頭(右)の間に、伊吹山1377mです。



イワカガミの尾根を下る J
まだ自然林ですが、時折、杉の大木が。足元には、イワカガミが多く見られました。



銚子岳 J−K間
ずいぶん下ってきました。もう、銚子岳は、ずいぶんと見上げる角度に。



広がる尾根 K
やがて尾根が広がります。コース取りは、コンパスを見ながら慎重に。



Lあたりの尾根 L
このあたりは、尾根も明瞭でなく、どちらにも下っていけそうな状態です。西北西、北西あたりを目指して歩きやすい所を進んでいくと・・・・



再び痩せ尾根 L−M間
再び明瞭な尾根となり、痩せてきます。尾根は歩きにくいので、少し離れて下ります。



林道へ M
やがて、ほんとうの尾根末端に着き、左へ半崖を下ると、茶屋川林道に出ます。



みごとな紅葉 O
林道沿いの紅葉です。



駐車地へ @
やがて、朝車をとめた林道分岐到着です。


山行記録:日時−2006年11月18日、天候−高曇り。10:30 茶屋川林道と銚子岳の西尾根を越える林道の分岐点@に駐車後、出発。10:40 尾根取り付きA、11:25 ヌタ場C、11:45 銚子岳山頂E着。昼食後、11:05 山頂発、12:10 県境稜線出合F、12:25 鞍部G、12:45 セキオノコバH、12:55 静ヶ岳・山頂I着。休憩後、13:05 山頂発、13:45 ポイントK、14:00 ポイントL、14:30 林道出合N、14:50 駐車地@着。

 晩秋、少し肌寒い日でした。高曇りで、雨の心配はありませんでしたが、日光が恋しい日でした。茶屋川林道を奥へ奥へと走り、茨川への道のりの、五分の四ほど進んだあたりが、今日の出発点です。右に急傾斜で上がっていく林道が目印です@。最初は当然林道歩きです。この林道の奥で工事をやっている模様で、時折作業車が走って行きました。尾根を横切るポイントAで、林道から離れ、杉の植林帯の尾根上を歩き始めます。非常に素直な尾根です。迷う心配もほとんどなく、着実に高度を上げていきます。傾斜が緩くなるとヌタ場が現れます。依然として杉の植林帯です。さらに登って行き、杉の植林帯がとだえるともう間もなく、銚子岳の山頂Eに飛び出します。この日は、曇っているのに眺望があり、木曽の御嶽山や中央アルプスがはっきりと見えたのは、大収穫でした。5分ほどで県境稜線に出合いF、ここから鞍部Gめざして急降下。途中のガレ場からの竜ヶ岳、静ヶ岳はすごく印象的でした。鞍部Gからの登りは穏やかで、そのままセキオノコバHに着きます。ここは、以前竜ヶ岳から、来たことがありました。静ヶ岳・山頂Iへは10分ほど。山頂に着くと、二人連れがラーメンを食べていました。そのわきを北西尾根へと下りました。南西に延びる尾根の方が、どう見ても尾根らしい尾根なので、ここはコンパスでしっかり確かめる必要があります。いったん乗ってしまうと、こちらも当分は素直な尾根。ほぼ一直線に下っていけます。ただ、Kあたりで尾根が広がり、その先の尾根分岐では、南寄りの尾根に入らないように、注意が必要です。その先、Lあたりからは、丸尾根状で方角を間違うと、尾根から外れてしまいそうです。ここも、要確認。ブッシュもかなり出てきます。なんとか、主尾根をたどることができれば、Nの尾根の突端で、林道に出合います。駐車地@迄は20分ほど。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(竜ヶ岳)をベースに作成いたしました。

写真の番号は地図の番号と対応しています。