ヒキノ   Mt. Hikino

 ヒキノは、鈴鹿の巡視路尾根にある峰です。鉄塔巡視路は、ここ以外にもたくさんありますが、やはり巡視路尾根といえば、この御池川と茶屋川にはさまれた長い尾根のことで、だいたいは誤解されることがありません。標高844mのこの峰は長い巡視路尾根を全山縦走すればもちろん通るわけですが、岳から旭山を越えてここまでたどり着くのは結構な時間がかかります。そこで、土倉岳に行った時と同様に御池林道と小又谷林道の分岐に駐車し、ノタノ坂を登り、ノタノ坂の峠から南下し、ヒキノに達した後、引き返して途中の巡視路枝道で御池林道に下るるルートをとりました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています

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山行写真
撮影日:2009/6/7 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



小又谷林道の入り口 @
御池林道を君ヶ畑からミノガ峠方面に約3km、小又谷を渡る前に左手にこの駐車地があります。ここの標高は約510m。



サワギク咲く道 @-A間
この黄色い花はサワギクです。湿ったところに咲きます。



林道分岐 A
林道と別れて、赤い橋で小又谷を渡ります。その先すぐの小屋跡は、土倉岳に行った時(2007/5)には崩壊して道を塞ぎ、
けっこう大変だったのですが、今回はどなたかがきれいに片づけてくれておられました。ほんとうに助かります。




荒れ気味の谷 B
小さな枯れ沢に沿って登っていきます。



出たっ! B-C間
やはり沢沿いの道は湿っぽく、出るべきものが出てきました^^。



巡視路らしい登り B−C間
西側ノタノ坂は中部電力の巡視路でもあります。崩壊しかけのところはこのように補強されています。



ノタノ坂の峠 C
標高約730mの峠に到着です。ここからは巡視路尾根の縦走路。前回は左、土倉岳方面に歩きましたが、今回は逆に右後方へ。



ヒキノ方面 C
そしてこれがヒキノ方面。今から進む方向です。



最初の鉄塔下 D
巡視路尾根を進むと、762mの峰の上にあるR190の鉄塔下です。正面が今から向かうヒキノです。山頂部はガスに覆われています。



次の鉄塔下 E
Eからほぼ西に進み、西側(L)の鉄塔下に出ました。L191です。



サワフタギの花 E
鉄塔の広場に咲いていました。秋には美しい青い実のつく木です。



L190の下から F
L190から東を見ています。先の鉄塔はR189。その先にある谷は、銚子岳と静ヶ岳の間の谷です。山頂は深い霧の中です。



巡視路分岐 G
稜線上で、このような鉄塔の案内板はよくあるのですが、右に色の違う矢印があるところは多くありません。
これは、林道への抜け道をあらわしています。帰りには、これを下ってみることにして、とりあえずヒキノ山頂を目指します。




巡視路尾根の稜線(1) H
このあたりはなかなかいい感じのきれいな稜線です。



巡視路尾根の稜線(2) I
鈴鹿らしい、やせ尾根状のところも。



ギンリョウソウ I-J間
湿っぽいところに咲いていました。葉緑素の無い花です。ユウレイタケとも呼ばれるそうです。



ヒキノ山頂部 J
少し霧が晴れて、ヒキノの山頂部が現れました。25000分の一地形図やエアリアマップでは、鉄塔はまるで山頂にあるように
なっていますが、実際にはこのように、山頂と鉄塔は少し離れています。




ヤマボウシ J
この季節、ヤマボウシが満開です。



山頂直下 J-K間
稜線を登っていくと、前方が明るく光っていました。



ヒキノ三角点 K
光っていたのは山頂広場。三等三角点があります。静かな山頂でした。



再び、巡視路分岐へ G
山頂をあとに、Gまで引き返してきました。ここを直進(北方向)します。



尾根を下る L
ほぼ北に延びる尾根を忠実に下っていきます。



左折ポイント M
やがて、巡視路票が左へ誘導します。



植林帯をくねくね下る N
やがて植林帯に入り、つづら折れで下っていきます。下に林道が見えてきました。



林道へ O
林道へ出たところにはこのような県営林の看板が立っていました。駐車地までは2分ほどでした。



山行記録:日時−2009年6月7日、天候−曇り。10:20 御池林道小又谷出合Pに駐車後、10:33 林道分岐A、10:57 ノタノ坂の峠C、11:05 R190D、11:14 L191E、11:30 L190F、11:40 巡視路分岐G、11:56 L189J、12:14 ヒキノ山頂K到着、昼食。12:25 山頂発、12:50 巡視路分岐G、13:07 林道出合O、13:09 駐車地P着。

 通称「巡視路尾根」を南からたどると、まず最南端の岳781m、西に派生する尾根上の東山790m、三角点はあるものの地味な旭山756m、そしてしばらくあいた後にヒキノがあります。その後はノタノ坂が越えていき、土倉岳からの尾根に突き当たってほぼ終了といったところでしょう。したがって、ヒキノは巡視路尾根の主峰といえるわけです。それでも、標高は844mと決して高くはなく、御池川を挟んで対峙する天狗堂988mや茶屋川を挟んで対峙する銚子岳1019m・静ヶ岳1089mなどと比べたらどうしても見劣りしてしまいます。そんなわけで、決して人気の山ではありませんが、巡視路ということは鉄塔がたくさんあり、その足もとからの眺望は捨てがたいものがあります。この日は梅雨の合間、あいにくの曇天で、その眺望にも恵まれず、静けさだけが身にしみる山行でした。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(竜ヶ岳)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。