高野山〜明神山〜白鹿背山縦走  Mt. Takano & Myojin & Hakkase

この三山は、愛知川に沿うように並んでいて、鈴鹿の中でも里から最も近い山群です。以前(2002年秋)、明神山から白鹿背山まで歩きましたが、一番東の高野山(たかのやま)のみ残していたので、今回は三山を一気に縦走してみることにしました。梅雨のさなか、蒸し暑くうっとうしい雲の下を低山縦走。なかなか辛いものがありましたが、白鹿背山辺りからの眺望を求めて歩いて行きました。なお、獣除けのフェンスが高野山の登山口近くまで延びてきています。そのうち、入山がしにくくなるかもしれません。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

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山行写真
撮影日:2012/7/8 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5


駐車地近く @
右の広い道は、愛知川沿いに百済寺から永源寺に抜ける県道ですこの道端に車をとめ、左の道に入っていきます。



はりめぐらされたフェンス A
山沿いにはずっとこのような獣除けのフェンスが作られていました。けっこう新しいものです。登山口から山に入れるか心配になります。



見上げる高野山
「こうやさん」ではありません。「たかのやま」です。左が今から向かう山頂です。



高野神社の参道にて B
左に曲がると、左右の狛犬と、正面に高野神社の鳥居が見えてきました。鳥居手前から右上に上がる林道を行きます。



ここからの高野山 B
さっきとはずいぶんイメージが変わりました。



登山口 C
林道を上がっていくと、やがて左手の獣除けフェンスが途切れてくれました。でも、そのうちに延長されるのかな?
とにかく、左に古い道跡の盛り土が見えたらここが登山口。すぐ手前の電柱に「ウエタカノ 7」と書かれています。
なお、この林道をまっすぐ行くと、堂後谷沿いに遡る林道となります。




古い道跡 D
古い道跡はすぐに分岐しますが、右をとります。この道はかつては車の通れた林道だったようです。
いまは荒れて倒木も多く、歩くのがやっとです。夏の招かれざる客人も靴に昇ってきました。早く気づいたので大丈夫でしたが・・・



尾根沿いに向きを変えて E
やがて、尾根を越えると左にぐるりと曲がり、尾根の右側を尾根に沿って登っていきます。。



尾根道 F
Eの先で、左の尾根に乗るポイントがあります。テープに注意です。そこからは、ひたすら長い尾根芯をゆっくりと登っていきます。



溝道 F-G間
歩きやすい尾根が大部分ですが、一部このような滑りやすい溝道でした。昨日の雨でも水が流れたようです。



分岐点 G
ここで、古い道跡と離れます。道跡は右前方に少し下り気味。赤いテープが左右にあるポイントで、この道と別れて左斜めに進みます。



再びきれいな尾根に G-H間
Gからしばらくは山腹を斜めに進みますが、やがて左からの尾根と合流して、再びわかりやすい尾根道となります。



高野山・山頂 H
ブッシュがうるさいところを何個所か過ぎて、やっと三等三角点の立つ山頂です。点名は高野。標高は684.71m。
Googleの地図ではここが明神山と、誤った表記が出ます。登山口Cから一時間半ほどかかりました。眺望はありません。



明神山への登り H-I間
高野山の先は、急な下りが続き、一気に鞍部まで下ります。その後の明神山の登りです。今日初めて植林帯となりました。踏み跡ははっきりとしてきました。


八鷹城大神
八鷹城大神と書かれた石碑と石祠です。Iの少し手前にあります。



八大龍王と祠 I
やがて、稜線から少し西側に下がったところにこれら二つが祀ってある場所に出ます。以前(2002年)、明神山の参道で登ってきた時に
出逢ったものです。写真を見比べてみると10年前とほとんど変わっていません。ただ、印象はなぜだか随分と違いました。



明神山・最高点 J
ここが標高ほぼ720mの最高点です。




イチヤクソウ J-K間
最高点から鞍部に下る途中で、鈴鹿では珍しいイチヤクソウに出逢いました。ひっそりと清楚に咲いていました。
けっこう暗い林の中。三脚を持ってこなかったので、深度がやたら浅いのが残念。




植林帯を下る J-K間
このあたりは鉄塔の巡視路なので、よく整備されています。



鉄塔下 K
明神山と白鹿背山の鞍部の少し先で、鉄塔の下に出ます。



鉄塔下から日本コバ K
東には堂後谷を挟んで、日本コバへと続く稜線です。正面が852m無名峰。右に910m級の無名峰、さらに日本コバ934mです。



日本コバ、望遠 K
日本コバの山頂部を望遠で。



明神山 K
振りかえれば、今越えてきた明神山です。



次の鉄塔から、高野山と明神山 L
Kの鉄塔の先で、巡視路は稜線を離れて小谷を渡り、Lの鉄塔に寄り道します。南北に二つある紅白大鉄塔の南側です。ここからは、明神山の左に、高野山も望めます。



稜線の鉄塔からの眺め L-M間
Lから再び稜線に戻ります。そこにはペアの鉄塔の南側の鉄塔があります。ここからの下界の眺め。愛知川がくねりながら近江盆地を下っていきます。


白鹿背山・山頂 M
ペアの北側の鉄塔を過ぎると、あっという間に白鹿背山の山頂に着きます。二等三角点があります。点名は百済寺村。標高は755.32m。



展望台 N
白鹿背山の山頂から少し西に下ると、「展望山⇒200m」の表示が。面白そうなので、200m西に下ってみました。すると、「展望台」と書かれたところに。



展望台の視界図 N
合併で無くなった愛東町時代のものです。あいとう展望台というようです。



実際の視界は・・・ N
しかし、実際その方向を見ると、このように木だらけ。隙間から太郎坊の山が少しだけ見えましたが・・・。



東近江開閉所へ下る巡視路 M-O間
展望台の先にも尾根道は延びています。これは、東光寺へ下るルート。でも車から遠くなってしまうので、
いったん山頂近くまで戻り、東近江開閉所に下る巡視路を使いました。




草原を下る O
巡視路は途中見晴らしの良い草原を下ります。鉄塔はすぐ先までペアですが、その次で統合され、一本になっています。



東近江開閉所を見ながら O-P間
統合された鉄塔の下まで下ってきました。電線の先の施設が東近江開閉所です。



ヨツスジハナカミキリ O-P間
野バラでお食事中でした。



林道へ P
やがて、コンクリート舗装された林道に出ます。



林道側から登山口 P
巡視路なので、「火の用心」が目印となります。



林道の出口 Q
林道の出口には、チェーンと網が。やはりここも獣害が深刻な模様。這いつくばってくぐったのですが、ザックが網に引っ掛かり、
出るのにかなり苦労しました。誰も見ていなかったのでよかったですが、たぶん相当惨めな恰好だったのでは?




東近江開閉所 Q-R間
これが関電さんの東近江開閉所です。中で、お猿たちが運動会をやっていました。感電しないのかな?



遊歩道 Q-R間
開閉所の東を回り込む遊歩道です。



出口のゲート R
遊歩道を進んでいくと、Rでなんとまた獣除けのフェンスが。このゲートを出られなければ閉じ込められてしまいます。ロックがかかっていましたが、
人間なら内側からも開けられるタイプだったので、事なきを得ました。でも、あっちもこっちもフェンスで、ちょっとうんざり。それだけ獣害が深刻なのでしょう。




高野山 S
ゲートを出て、田んぼの間を歩き、Sまで来ました。再び高野山が綺麗に見えてきました。



ヤブカンゾウ S
この季節、田んぼの畦にオレンジが引き立ちます。



入道ヶ原 S-@間
駐車地が近づいてきました。正面には入道ヶ原790m。



水谷岳 S-@間
そしてこちらはその奥に聳える水谷岳(カクレグラ)991m。ようやく雨雲が消えていくようです。これで今年もぼちぼち梅雨明けでしょう。




MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(百済寺)をベースに作成いたしました。

写真後の数字は地図上の数字と対応しています。

山行記録:日時−2012年7月8日、天候−くもり〜晴れ。9:55 県道わき@に駐車し、出発。10:07 高野神社参道B、お参り後、10:18 登山口C。11:13 古い道からの分岐G、11:42 高野山・山頂H着。昼食後、12:00 山頂発、12:10 鞍部、12:24 八大龍王I、12:54 鉄塔K着。休憩後、13:04 K発、13:28 白鹿背山・山頂M、13:41 展望台N、13:50 尾根を下る巡視路に入る、14:42 林道出合P、15:37 駐車地@着。

まだ梅雨の明けきらない曇天の下を、高野山〜明神山〜白鹿背山の三山縦走してみました。この三山のワイルドさも、ほぼこの順でしょう。つまり高野山は植林がほとんどなく、尾根上の道もブッシュが多く、雨上がりのこの日は足がびしょぬれになりながら、そしてクモの巣を払いながらの縦走に。明神山に入ると、植林帯が始まり、踏み跡もしっかりとしてきます。八大龍王の先で左から鉄塔巡視路が上がってきた先は、縦走路自体も巡視路となり、急な所はゴム製の階段が取り付けられた道(ハイウェイ)となります。ただ、この三山は秋は松茸山として立ち入りが制限され、それ以外の時期でも、上で書きましたように獣除けフェンス等でなかなか入りにくい山塊となってきたのが残念です。まあ、もともとこの辺の山に登るのは私のような物好きが多いのでしょうが^^・・・でも、人が山に入らないから獣たちがよけい集落近くにやってくるとも聞きます。フェンスを設置される際には、ルートには人間だけが通れるゲートをつけていただくなど、ぜひ山ノボラーたちのためのご配慮をお願いしたいところです。