蓼科山  Mt. Tateshina

 八ヶ岳連峰の最北端、独立峰のようにそびえる蓼科山は、諏訪富士とも呼ばれるように、円錐形の非常に端正な形をしています。コニーデ型火山にトロイデ型火山が噴出してせり上がってできた二重式火山だそうです。女ノ神山という名前でも呼ばれていたようです。確かに滑らかにしてなだらか過ぎずの美しい山容です。標高は2530mです。
 ルートは白樺高原側の7合目登山口から登るルート、大河原峠からのルート、竜源橋からのルートなどもありますが、今回はビーナスラインの女神茶屋から登り、将軍平、天祥寺平を経て竜源橋に下るルートをとりました。写真タイトルあとの数字は、ルート・マップの数字と対応しています。

ルート・マップ

登山道で咲いていた花々

周囲からの蓼科山


山行写真
撮影日:2005/8/17Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5 ほか


女神茶屋の登山口 A
蓼科温泉から車でビーナスラインを登っていくと、スズラン峠の少し手前右手に女神茶屋の無料駐車場があります。
ここに駐車して少し車道を戻ると、この登山口です。



登山口のすぐ先の笹原 A-B間
最初はこのような平坦な笹原を歩きます。



尾根の取付 B
すぐに左手の尾根に取り付きます。



八子ヶ峰俯瞰 B-C間
ビーナスラインの向こう側にある八子ヶ峰(やしがみね)の小屋と草原がもう下に見えています。



登山道 C-D間
傾斜はそんなに急ではありませんが、とにかく火山なので登山道には大きな
岩石がゴロゴロしています。それを乗り越えて登るので、思った以上にしんどいです。
南八ヶ岳の赤岳・阿弥陀岳を登った翌日の体には、ほんとこたえました・・・・



縞枯れ帯 D
だいぶ登ってくると、やがて北八ヶ岳名物の縞枯れ帯が表れます。白骨のように枯れた株、
今にも枯れそうな株・・・その下には若木が育っています。不思議な現象です。




山頂近くの岩石帯
縞枯れ帯を抜けると、まもなく森林限界が突然やってきました。その上はこのような岩ばかりの世界です。ますます歩きにくい!



蓼科山頂ヒュッテ E
右へ回り込んで行くとまもなく山頂ヒュッテです。ここから左折するとすぐに山頂。



蓼科山頂・三角点 F
残念ながら雨も降り出し、眺望はありませんでした。天気がよければ最高だそうです。



将軍平への下り(1) E-G間
下りといってもやっぱり岩を越える道・・・息が上がります。



将軍平への下り(2) E-G間
右は下から見上げたところ。



将軍平・蓼科山荘 G
山頂部の急坂を下りきると、将軍平です。



振り返る山頂部 G
将軍平から振り返ると、丸い山頂部が一望。



北横岳 G-H間
将軍平からはまっすぐ天祥寺平へ下るルートを選びました。もう少しバテてなければ、
大河原峠をまわる気になったでしょうが・・・・目の前にはピラタスロープウェイのある北横岳2480m




 
天祥寺平への下り G-H間



天祥寺平からの蓼科山 H
天祥寺平まで下ってきました。ここから見上げる蓼科山。



天祥寺平から竜源橋へのルート H-I間
ここからは滝ノ湯川の谷に沿った下り坂です。



竜源橋付近から I-@間
車道を女神茶屋まで歩きます。途中、蓼科高原がきれいです。




ルート・マップ



この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(蓼科山)をベースに作成いたしました。

山行記録:日時−2005817日、天候−曇り時々雨。8:30 女神茶屋駐車場@発、11:30-12:30 山頂ヒュッテE、蓼科山頂F、昼食。12:30 山頂発、13:00 将軍平G、14:25 天祥寺平H、15:45 竜源橋I、16:05 女神茶屋駐車場@着。
 前日の816日に赤岳と阿弥陀岳に登り、原村のペンションに泊まって、この日は車で北に走り、蓼科を目指しました。駐車場は広く、余裕で停められました。登山口から5分ほどは緩い傾斜の笹原ですが、まもなく左手の山腹に取り付き、稜線上の急な道となります。稜線に乗ってからもなかなかの急登が続きますが、傾斜よりもさらに手ごわいのが登山道上にある大きな岩石を越えていかねばならないことです。ほんとうに2日目のバテバテの体にはこたえました。少し登っては呼吸を整えて・・・・というのを繰り返しながらゆっくりと登って行きました。縞枯れ帯に入ったらもう少しで森林限界。ここはあっと驚くほど一気に木がなくなり、山頂部の岩石帯に出ます。なんとも広くてなだらかな不思議な場所です。しかし、傾斜が緩くなったからと言って、決して楽になるわけではありません。ここからもヒュッテまでほんとうに歩きにくいルートです。通常のコースタイムは2時間半ほどですが、この日は3時間かかってやっと山頂に着きました。
 山頂では、ヒュッテで買ってきたビールをあけたところで雨が来ました。通り雨です。期待していた眺望は次回にお預けでさっさとヒュッテに逃げ込み、温かいコーヒーを頂きました。
 下りはまず将軍平へ。これがまた歩きにくい岩だらけのルートです。下りなのにこんなにバテたのは初めてです。将軍平には蓼科山荘があり、左からは白樺高原方面(7合目)からの登山道、まっすぐ行くと大河原峠へ向かう道、そして右は天祥寺平に下るルートです。フラフラと天祥寺平に向かって下りていきました。雨が上がって正面に北横岳が見えました。やがて傾斜が緩くなって天祥寺平です。ここで大河原峠からの道と出合います。一面の笹の原の中に、かわいらしいハクサンフウロが咲いていました。ようやく歩きやすくなった道を下っていけば、80分ほどでビーナスラインの竜源橋に出ました。ここから車を停めた女神茶屋の駐車場まで車道を20分です。



登山道で咲いていた花

シュロソウ A-B間



ヤマホタルブクロ B



クガイソウ C



ヤマオダマキ C-D間



アキノキリンソウ C-D間



シシウド G



コバノイチヤクソウ G-H間



ゴゼンタチバナ(花と果実) G-H間



ハクサンフウロ H



コバギボウシ I-@間




周囲からの蓼科山


白樺湖より 2001.10