ソノド〜榑ヶ畑から霊仙・経塚山を越えて  

ソノドは鈴鹿山脈の北部、霊仙山の南東に位置し、完全に岐阜県の山です。標高は926mあります。山体全体が二次林に覆われ、春、霊仙から見るとベルベットをかぶったような柔らかな表情を見せています。岐阜側の時山から登るルートがありますが、滋賀側からはどうしても霊仙山を越えて登らなければならず、時間のかかるルートとなります。今回は霊仙山の登山口の一つ、榑ヶ畑(くれがはた)に車を置き、そこから霊仙山の山頂の一つ、経塚山1040mを越え、さらに谷山を越えて、ソノドに向かいました。本来は、谷山谷道を詰めて、四丁横崖に抜けるほうが早くて楽だと考えていたのですが、谷山谷道は、土石流のため不通が続いているようです。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

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山行写真
撮影日:2014/5/6 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



榑ヶ畑の登山口 P@
醒ヶ井から車で15分ほど林道を詰めたところが榑ヶ畑登山口です。2001年に撮った写真(こちらの一番上)とは、同じ場所とは思えないぐらい変わりました。
この間に、土石流もあったようです。今日は長丁場なので、いつもより早い目に歩き始めます。時計を見ると、7:17でした。




すぐ先の休憩所 @
歩き始めるとすぐ、このような休憩所も整備されています。



カナヤ @-A間
ここを過ぎると汗フキ峠への登りとなります。有料簡易トイレがあります。100円で、トイレを借りました。なんと、水洗!



汗フキ峠 A
朝日が射し込む汗フキ峠です。山頂方向に向かいます。



霊仙山・山頂台地へ A-B間
お猿岩まで来ました。経塚山に急ぎます。



経塚山・山頂にて B
時刻は9:25、経塚山の山頂です。風が強いですがきれいな晴天です。正面に、次に越える谷山が見え
ています。さあ、気合を入れなおしてソノドを目指します。ようやく起点に立った気分です。




谷山 B
今から越える谷山のアップです。二次林と植林が半々です。その境界あたりを登ります。



ソノド B
その右に見えてきた、今日の目的地、ソノドです。手前の植林の尾根は、谷山から延びる県境尾根です。



八合目・四丁横崖 C
経塚山から避難小屋の前を通り、四丁横崖まで下ってきました。柏原道の八合目です。谷山谷道を使えていれば、ここまで
直接上がってこれたのですが・・・。ここで、一般登山道を離れて、谷山の尾根を登ります。右斜め前方方向です。



谷山への尾根 C-D間
カレンフェルトの尾根を、登りやすいところを探しながら登っていきます。夏場は藪がうるさそうです。



谷山の山頂部 C-D間
右前方から植林が出てくると、藪も消え、まもなく山頂です。



谷山の三角点 D
三等三角点、点名は「谷山」です。標高は992.7m。この頂には以前一度来たつもりなのですが、三角点を確認できたのは今日が初めて。



その先の稜線 D-E間
谷山の山頂から、少しだけ県境の尾根を南下し、ソノドの尾根の分岐点を目指します。



尾根分岐点と幾里山 E
登りきったところが尾根の分岐点でした。ここで県境尾根と幾里山〜ソノド〜高塚の大きな支尾根(以下、ソノド尾根)が分岐します。



ソンド E
ここから見たソノドです。さらに大きくなってきました。緑が裾から徐々に上にあがってきているところです。後で歩く林道も確認できます。


ソノド尾根を下る(1) E-F間
ソノド尾根を下ります。鹿よけネットのひん曲がった支柱が目印です。しかしまぁ、どうしてこんなにひん曲がってしまったのでしょうか?



ソノド尾根を下る(2) E-F間
その先、藪がうるさくなって、難渋する箇所もありましたが、なんとか尾根芯のフェンス沿いを下っていきます。



林道への降り口=藪谷峠 F
やがて尾根の突端で林道へ下ります。林道の三叉路地点です。ほぼ昔の藪谷峠のあったあたりのようですが、峠の風情は完全に消えたそうです。




林道の先を見る F
林道を東に進むと、すぐまた三叉路があり、今度は右をとります。これが、ソノドへの林道です。左上のソノド尾根上を進むことも
無理ではないようですが、先ほどと同じような藪漕ぎは必至で、時間的にも厳しいので、幾里山はパスとし、この林道を進みました。




フェンス F-G間
林道を進むと、数回このような鹿よけの網が、林道を塞ぐように張られていました。紐を解いて進み、また結びます。



谷山 F-G間
振り向けば、さっき通った谷山の山頂と、下った尾根(右下がり)が見えています。



霊仙山 F-G間
そして、霊仙山です。ほぼ真東からの姿。手前の林道が通る尾根は、県境尾根。



コザト F-G間
その左、県境の尾根の向こうに、秀峰が見えていました。コザトです。



林道終点 G
右下の藪谷から尾根が登ってきたところで、林道は突然終わります。そこにも長い鹿よけネットが張られていました。ここも紐を解いて向こう側へ。



稜線に乗る G-H間
林道終点で鹿よけネットの裏に出て、左に少し登ると、すぐにソノド尾根の稜線に出ます。


稜線上の道 H
稜線上、踏み跡ははっきりしませんが、時折このような古い溝道の跡が見えます。かつてはよく歩かれていた道なのでしょう。



最後の登り H-I間
もう、そのてっぺんが山頂のようです。



ソノド・山頂三角点 I
やっと着きました。時計を見ると、11:50。榑ヶ畑を出たのが7:17でしたから、4時間半かかりました。滋賀側からは遥かな山頂です。
ここの三角点は、三等で、点名はなぜか「ソノドヲ」。この「ヲ」はどこからきたのかな?標高は925.8mです。




藪谷峠を北へ F
さて、帰途は基本折り返しですが、さっきの藪漕ぎ(谷山・藪谷峠間)は一日二度はごめんなので、藪谷峠から林道を北に向かいました。右に伊吹山が見えています。



柏原道への登り J
林道を進むと、柏原道と接近する場所があります。下からは登山道は見えないので、地形図を見ながら注意しながら進み、ここJで、左の斜面を少し登ると・・・



柏原道 J
すぐに柏原道に出ます。ここを、後ろ方向に登ります。



継子穴の看板 K
柏原道はすぐに7合目となり、継子穴の看板があります。ちょっと覗いてみます。



継子穴 K
これが継子穴。30mの深さがあるそうで、落ちたらきっと助かりません。確かに危険です。
このあと、8合目・四丁横崖で朝歩いた道と出合い、あとは朝の道を戻って榑ヶ畑へ。




MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(霊仙山)をベースに作成いたしました。

写真後の数字は地図上の数字と対応しています。

山行記録:日時−2014年5月6日、天候−晴れ。7:17 榑ヶ畑林道P@に駐車し、歩き始める。9:25 経塚山B、9:55 四丁横崖C、10:11 谷山D、10:48 藪谷峠F、11:18 林道終点G、11:50 ソノド山頂I到着、昼食。12:05 山頂出発、13:19 藪谷峠F、13:39 柏原道J、13:45 継子穴K、14:06 四丁横崖C、14:38 経塚山B、16:41 駐車地@着。

途中、霊仙山を越えていくので、行きも帰りも4時間半ほどかかる長いルートです。休憩等含めると、往復で9時間半かかっています。滋賀県側からソノドに登るには、どうしても時間が必要です。それでも登る価値のある山です。今は、林道がこのあたりの尾根のちょっと下をやたらたくさん走っています。といっても、一般車は入れませんので、物は走っていませんが・・・。景観的にも情緒的にもいやなものですが、急ぎの山旅には、役に立つこともあります。今回も、幾里山の稜線を避けて林道を通りましたが、藪の多い時期、この稜線を通っていたら、もう1〜2時間ほどタイムロスしたかもしれません。時間稼ぎには、確かに役に立ちます。