高室山と山頂からの眺望  Mt. Takamuro

撮影日:2002/8/10 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5、Threekor 200mm F4


高室山は鈴鹿山脈北部で、近江盆地に接する最西端に位置する峰です。芹川と犬上川に囲まれた近江(脇ヶ畑)カルストと呼ばれる台地上に位置し、麓からは急斜面、上部は起伏のあまりない台地状の地形となっています。犬上川(北谷)のすぐ北にあり、谷底を走る国道306号線から上を見上げたときの傾斜のきつさにはすさまじいものがあります。人里近くにある山なので、杉の植林がほとんど覆い尽くしているといった感じで、登っているときにはあまり眺望はありません。しかし、山頂のほんの狭い領域には高い木は一本もなく、まさに360°の眺望が得られる鈴鹿では数少ない山頂です。なお、犬上川(北谷)方面から高室山に登るルートは、このほかに佐目の十二相神社から尾根を詰めるルートもあります。ザラノをご覧ください。

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南後谷の登山口
国道306号線の佐目の集落より北に進むと、谷に沿って南後谷の集落が続きます。
その一番奥がこの登山口。正面上に陣屋近くの尾根が見えています。




斜面上の石灰岩
さすがに石灰の山。途中から石灰岩がでてきました。登山道は植林帯の中をかなりの傾斜でくねくねと登っていきます。




二次林
植林帯を抜けると、きれいな二次林が広がっています。登山道には枝がいっぱい落ちていて、登山者があまり
来ていないことを物語っています。でも、登るほどに道はなぜだか広く、しっかりとしてきました。



陣屋の草原
一時間ほど登ると、陣屋と呼ばれる小さな祠のある草原にでます。いよいよ、カルスト台地上に出たといったところです。たしかに、傾斜はあまりなくなり、
登るのは楽になりました。しかし、真夏の日差しが容赦なく照りつけてきました。すぐ先の鉄塔が、「第2鉄塔」です。




高室山山頂部
第2鉄塔を過ぎると、右手に目指す山頂が見えてきます。左右の筋は、山頂近くまで登っている林道です。
山頂近くは植林がなく、二次林に覆われていることも確認できます。




陣屋〜林道間
第2鉄塔を過ぎると、この時期(8月)、道はほとんど見えなくなってきます。山頂が見えているので、
その方向に向かって、足下の踏み跡を追いながら、ススキを分けていきます。半袖は禁物!




杉の美林
林道から。山頂周辺はよく手入れされた植林でした。



林道からの分岐点
しばらく南向きにこの林道を登ると、東への林道分岐があり、さらにしばらく登ると、いよいよ山頂へ向かう登山道分岐点に着きます。
この一本杉の左側、昼なお暗い、か細い山道です。なお、ここまでの林道は、いちおうは車道ですが、あまり自分の車(セダン)では走りたくない状況でした。




登山道分岐点〜山頂間
ここからは、ススキに加え、ササ、灌木、そしてイバラなど棘のある植物もでてきます。
普通の山道の数倍時間を費やしながら、少しずつ、登っていきます。




山頂
やっと着いた山頂。やっぱりこの時期は大変でした。この日もお盆前の土曜日にもかかわらず、
他の登山者には会いませんでした。遠景左手は霊仙山。中央手前はザラノ。




ヒオウギ(アヤメ科ヒオウギ属)
山頂のあちこちで咲いていました。


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山頂からの眺望



霊仙山
近江カルストから芹川谷を隔てて北側に位置します。この山も石灰の山で、山頂部が平坦です。



御池岳
高室山からの御池岳は独特です。ふだん御池岳は東西(正確には、東南東〜西北西)に伸びたイメージで見ることが多いのですが、ここからはほぼ西(西北西)からの姿。
ですから、いくつもの峰(茶野、鈴ヶ岳、鈴北岳、御池丸山)がほぼ一直線上に重なって見えます。右の御池谷へ一気に落ち込む急勾配も見ものです。




三国岳
近江、伊勢、美濃の三国に跨る山ですが、実際の三国境は右端の山頂ではなく、左端の峰あたりです。



鍋尻山
高室山と同じカルスト台地上の峰です。丸いお鍋を裏返したような特徴的な風貌です。手前には地蔵山があり、その間に保月の集落あとがあります。



高室山山頂からの360°パノラマ
写真をクリックしてください。



行記録:日時−2002年8月10日、天候−晴れ。10:40 南後谷登山口発、林道の突き当たりをまっすぐ登り、水道設備の脇をかすめると登山道に。最初はかなり頼りない道。水のない谷沿いに急登していきます。暑さと二日酔い?で、ミナガワけっこうバテバテ。おまけに登り初めて約10分後、一度右折して谷に迷い込みました。植林作業用の道だったようです。ここは谷から離れてまっすぐ行くのが正解。しかし、その後道はだんだんと太くしっかりとしてきて、石灰岩のころがる植林帯、続いて二次林をひたすら登ります。11:50 陣屋〜第2鉄塔、しかしここでも40分ほど道を探しながら迷う。何回か、ススキで道が消えてしまいました。結局、鉄塔から少し東のところを右に登って道を見つけました。その後標高をわずかに落としながら高室山の山頂方向目指して進み、12:45 谷沿いの林道に出ました。13:30 林道からの登山道分岐点、その後藪こぎ約30分、14:05 やっとのことで山頂着。食事後、15:00 山頂発、しかし、さっき登ってきた下り道が見つからないので、道無き道を林道に向かって西に降りる。ササの藪こぎ、その後植林帯を下りました。15:40 なんとか林道に脱出。16:15 第2鉄塔、16:55 南後谷登山口着。




MAP



この地図は国土地理院発行の5万分の1地形図(彦根東部)をベースに作成いたしました。