宮妻峡から鎌ヶ岳、水沢岳へ   Mt.Kamagatake & Suizawadake from Miyazuma Gorge

 この十日前、滋賀県側から白滝山の尾根を通って鎌尾根に咲くアカヤシオを見に来ましたが、今年は天候不順の寒い春のためか、つぼみしか見ることができませんでした。そのリベンジにやってきました。GWも最終の5月5日、例年ならアカヤシオは散っているのですが、この日はばっちりと満開に出会えました。しかし、今回は滋賀県側からの長いアプローチはさぼって、三重県側・宮妻峡からのメジャールートを利用しました。さすがに踏み跡がしっかり、というか、しっかりと道になっていることに、滋賀県側からのルートとの違いをかみしめながら、岳峠へ。鎌の山頂を往復して、鎌尾根を水沢岳へ。その後水沢峠から宮妻峡に下るという、このあたりの定番コースを初めて歩いてみました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

山頂からの眺望へ
ルートマップへ

山行写真
撮影日:2010/5/5 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



宮妻峡への車道から見上げる鎌ヶ岳
宮妻峡のキャンプ場の1kmほど手前から、鎌ヶ岳と水沢岳が眺められるポイントがあります。
今日は少し霞が掛かっていますが、アカヤシオはどうでしょうか?




宮妻峡への車道から見上げる水沢岳
左の峠が水沢峠です。何時間か後にはあの辺を歩いているはず…。



鎌ヶ岳登山口 @
キャンプ場近くの大駐車場に車をとめ、少し林道を上がると、右に登山道が分かれるポイントです。



カズラ谷を渡る A
谷道に入るといきなり岩伝いに左岸へ渡ります。



滝を見ながら B
沢がわかれるところで真ん中の尾根に乗ります。左の沢にかかる滝。



イワカガミ B−C間
咲き始めで、花も新鮮な状態です。



深い溝道 C
いかに多くの人が歩いてきたかを示しています。それに、いまもよく踏まれています。
滋賀県側では底に枝や枯葉がうず高く積もった溝道の方が多いのですが…



コバノミツバツツジ C−D間
これはアカヤシオではなく、コバノミツバツツジです。同じツツジ科ですが、色が濃く、花の形も全然違います。



白い道 D
水場を過ぎて、道が白っぽくなってきました。花崗岩の山なので、白っぽい小石が多いようです。



アカヤシオ(1) D−E間
ついに姿を見せてくれました。アカヤシオです。ピンクが薄く、正五角形の花型が特徴です。標高の低いこのあたりは少し散り始めていました。



雲母峰からの尾根上へ E
やがて、雲母峰からきた尾根の上に出ます。



アカヤシオ(2) E−F間
アカヤシオのアップ画像です。端正な五角形です。上側の花弁基部に斑点があります。



尾根上の道 F
笹が出てきました。でも、あいかわらず良い道です。



鎌ヶ岳山頂部 F−G間
右上の木々の後ろに岩峰が近づいてきました。鎌ヶ岳の山頂部です。



岳峠 G
稜線から離れて山腹を少し下って再び登ると、10日前にも来た岳峠です。今日は、鎌ヶ岳山頂を往復します。



アカヤシオ(3) G
岳峠の少し上にもアカヤシオは咲いていました。



鎌ヶ岳山頂へ H
岳峠から鎌への登りは、まず右の峰との間の谷部を登りつめ、そこから尾根上を左に向かいます。



鎌尾根、水沢岳を見ながら H−I間
鎌尾根に咲くアカヤシオを見ながら、岩場を登っていきます。



鎌ヶ岳・山頂 I
南北に細長い鎌ヶ岳の山頂。北の端に、このような山頂碑があります。
ここは2004年の秋以来、3回目ですが、ここからの景色は飽きません。




鎌尾根山腹のアカヤシオ群 I
山頂から鎌尾根方向を見下ろすと、アカヤシオが一面に咲いていて、息をのむほどきれいです。



鈴鹿の「蟹の横這い」 J
山頂をあとに、鎌尾根縦走に入りました。まず岳峠から一つ峰を越えたらこの鎖場です。鈴鹿の『蟹の横這い』と呼ばれているそうです。



アカヤシオ(3) J−K間
鎌尾根の稜線には、咲いていない季節には考えられないほど本当にたくさんあります。
さて、アカヤシオのアップです。雄蕊が10本、中央に雌蕊が1本です。




衝立岩 J−K間
北から見ると、そんなに荒々しくない衝立岩です。



鎌尾根らしい風景 J−K間



鎌ヶ岳を振り返る J−K間



アカヤシオ(4) K
衝立岩にて。



衝立岩を振り返る K−L間
衝立岩を越えて、振り返ったところです。南から見ると、荒々しい岩峰です。



コバノミツバツツジとアカヤシオ K−L間
このあたりから明らかにアカヤシオが減ってきて、かわりに色の濃いコバノミツバツツジが増えてきました。珍しく競演している場所も。



衝立岩と鎌ヶ岳 L



鎌ヶ岳 L



アカヤシオ(5) L−M間
大きな株ですが、Mを過ぎると見られなくなり、これが最後の大株でした。



水沢への稜線 M
しばらくは歩きやすい稜線です。



フイリフモトスミレ M−N間
足元に小さな白いスミレが咲いていました。フモトスミレの変種で、葉に白い線が入ったフイリフモトスミレです。



水沢岳 M−N間
水沢岳がずいぶん近づいてきました。あの白いところが『キノコ岩』。稜線の難所です。



キノコ岩 N
キノコ岩の下まで来ました。花崗岩の砂ザレがけっこうスリップさせてくれます。でもここを越えなければ水沢岳にたどりつけません。
最初は正面左寄りの岩に登り、その上から右にトラバースして木の生えているところに行けば何とかなります。滑落だけは十分気をつけて。




水沢岳からの鎌ヶ岳 N−O間
キノコ岩の上に出ると、鎌ヶ岳がさらに霞んでいました。



水沢岳・山頂 O
標高1030m。その辺では御在所岳以来の三角点のある山頂です。次は宮指路岳。ここは6年ぶり2回目です。



ミツバツツジに染まる岩場 O−P間
水沢峠への下りから。不思議なものでこのあたりはもうアカヤシオはいっさい見られず、すべてコバノミツバツツジです。



水沢峠にて P
水沢岳から急勾配を下って来たところが水沢峠です。近江側に水場もあります。



峠道を下る(1) Q
最初は右岸の谷からずいぶん上を下りますが、急降下して谷に下り、しばらく谷底を歩いたのちは、さいごまでずっと左岸を下ります。



峠道を下る(2) R
左岸のしっかりした道を下ります。



林道出合 S
入道ヶ岳に向かう林道に出ます。ここから駐車地まで林道歩き。10日前に歩いた大洞谷林道とは大違い、いい道でした。



新緑 S−@間

林道周辺は、新緑があまりにきれいでした。



山行記録:日時−2010年5月5日、天候−晴れ。8:45 宮妻峡キャンプ場の大駐車場Pに駐車後出発、8:50 カズラ谷経由鎌ヶ岳登山口@、9:35 水場、10:20 雲母からの尾根出合E、10:45 岳峠G、11:00 鎌ヶ岳・山頂I着。おにぎり食べて、11:20 山頂発、I、11:27 岳峠G、12:10 衝立岩、12:50 キノコ岩N、13:05 水沢岳・山頂O、13:20 水沢峠P着、水を補給後13:30峠発、14:05 林道出合S、14:30 登山口@、14:35 駐車地P着。

 10日前の4月25日に白滝尾根を経て鎌尾根に登ってきたものの、この日はアカヤシオがまだ咲いておらず早すぎたのでした。そのリベンジに今日やってきたわけで、今回はタイミングもバッチリ。満開のアカヤシオには本当に満足しました。
 今回のルートは、ごくポピュラーなものなので、あえて紹介するまでもないです。いろんなガイドブックやHPに紹介されていることでしょう。いつも人とはほとんど出会わないさみしい山歩きが多いのですが、たまには人を見る山歩きも楽しいものです。ただ、迷いようのないほどよく踏まれたルートは、うらやましいと同時に、こればかりではちょっとだけ物足りなくもあります。我ながらぜいたくな悩みですね〜^^

MAP



この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(伊船)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。