明星ヶ岳と羽黒山   Mt. Myojogatake & Mt. Haguro 

鈴鹿山脈南部,亀山の市街地から国道1号線を鈴鹿峠方面に進むと,右斜め前方に大岩のへばりついた奇怪な山肌が見え隠れします。羽黒山です。奥州羽黒山にちなんで名付けられたこの山は,修験道の山。岩の巨大さは近づけば圧倒されます。羽黒山の先に,先端の尖った秀麗な峰があります。明星ヶ岳です。秋の日,まず明星ヶ岳に登りました。南鈴鹿の展望台・北峰から鈴鹿南部の山々を存分に眺めた後,車で少し移動して羽黒山を目指しました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

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明星ヶ岳からの眺望へ
羽黒山へ


山行写真
撮影日:2005/10/16 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5


羽黒山
関の駅近くから国道を離れ、白木一色方面に向かいます。途中、左手に奇岩をまとった羽黒山です。右は霧ヶ岳。



明星ヶ岳
その右手には、まず目指す明星ヶ岳です。



明星ヶ岳



国分寺の駐車場にて @
白木一色から林道を上ってきたところにある国分寺の駐車場です。余裕があるので,
ここに駐車させてもらいました。もちろん,お寺にも寄ってお詣りしてきます。




国分寺への登り A
植林の中の掘り割り状の道を登っていきます。



国分寺 B
やがて,たくさんの石仏が現れ,その先に国分寺の本堂です。まずはお詣り。標高270mほど。



国分寺のネコたち B
お寺の境内にこんなかわいいネコたちがいました。



398m峰より明星ヶ岳 C
本堂の手前の鐘つき堂の脇から登山道に入ります。やがて398m峰の山頂に着きます。
正面にめざす明星ヶ岳。ここで尾根は左に曲がって一旦落ちていきます。




クサギの実 C−D間
398m峰から少し下った鞍部にありました。



直登路 D
鞍部からは,明星の南東の稜線を直登します。かなり斜度がありました。



山頂近し E
急登をあえぎながら登っていくと,斜度が急に緩くなり,空が見えてきました。まもなく山頂です。



山頂三角点 F
549mの山頂です。三等三角点がありました。でも,最高峰はここから北西へ300mほど行ったところの北峰です。
標高580mと推定される北峰からは鈴鹿南部がばっちりなので,お弁当もここじゃなく,北峰がおすすめです。




明星ヶ岳・北峰Gからの鈴鹿南部の山々


高畑山
中央が高畑山。左手には溝干山と坂下峠。くねくねと曲がった道は,国道一号線の鈴鹿峠の登りです。



三子山
高畑山から鈴鹿峠をはさんでかわいらしい三子山。左から南峰,中峰,北峰。



四方草山
正面に大きく四方草山。



仙ヶ岳
ほぼ真北に仙ヶ岳。左手遠方には雨乞岳。右遠方には鎌ヶ岳。手前の岩山は鬼ヶ牙。
さらに手前に並ぶクレーンは,当時行われていた新名神の工事です。




羽黒山,関富士
南を見下ろすと,大岩をまとった羽黒山,左手に関富士です。



仏ヶ平
南西方向には山頂近くに鉄塔のある仏ヶ平です。遠方は布引山地の山々。



パノラマ
南西〜西〜北西〜北〜北東〜東〜南東のパノラマです。16枚の写真からの合成。クリックすると拡大します。





谷路への分岐 H
帰路は,三角点峰の手前のこの分岐で右に下がります。そうすると,快適な谷路で,
国分寺の駐車場に下れます。左は三角点峰に向かう稜線の道。




オタカラコウ I
やがて道は浅い谷に入っていきます。その源頭部にたくさんのオタカラコウが咲いていました。



谷を下る J
少し谷らしくなってきました。



アキチョウジ K
谷を下りきる頃,アキチョウジが群生していました。




羽黒山



近づく羽黒山 @
明星ヶ岳から下った後,車で東海自然歩道などを通り,正法寺山荘跡近くに駐車しました。
林道を羽黒山に近づくと,大岩もだんだんと大きくなってきました。




登山口の鳥居 A
鳥居を目印に登山道に入ります。



羽黒神社 B
登りに,少し左に進み,羽黒神社に寄りました。大岩の一つの下に拝殿がありました。



大岩 C
何箇所か,岩の上に出られる所があります。出てみると,隣の大岩が空に向けて立っていました。なかなかの迫力です。



大岩からの眺望 C
もちろん,大岩の上からの眺望は最高です。正面は関富士。



山頂から錫杖ヶ岳 D
斜度が緩くなると,しばらく稜線歩きが続き,やがて三角点のある山頂に着きます。南西には布引山地の錫杖ヶ岳。



明星ヶ岳 D
そして北にはさっきまで歩いていた明星ヶ岳。右端に398m峰。



山行記録(明星ヶ岳):日時−2005年10月16日、天候−晴れ。11:05 国分寺駐車場@に駐車、登山開始、11:25 国分寺B到着、拝観後 11:40 国分寺発、12:20 三角点峰F、12:30 最高峰・北峰G着、昼食、休憩。13:40 北峰山頂発、13:45 谷路分岐H、14:10 駐車場@着。

 秋の行楽シーズンに入り,車も増えてきたせいか,滋賀県内の国道一号線はあちこちで渋滞し,亀山に着いたのは10時半頃でした。白木一色の集落でおばあさんに国分寺への道を尋ね,細い道を駐車場@まで上がりました。子供連れのハイカーの車1台が先にとまっていました。まずは国分寺まで散歩・・・のつもりが,意外にハードな道でした。暑さと急登で汗ダラダラになりながら,20分ほどでお寺Bに着きました。お詣りした後,部bちに座っていた老夫婦といろいろ話をしました。みかんも頂きました。草津から来たといったら遠いところ・・と驚いておられました。自分では,近所のつもりなのですが^^そして,周りには多くのネコたちが集まっていました。みかんしかなくてごめんって思いながら,写真を撮らせてもらいました。さて,話し込んでいるうちに後から大きな団体さんがやってきた。団体さんも明星ヶ岳を目指されるようでしたので,先に出発することにしました。境内に入ってきた路を少し戻り,鐘つき堂の手前に右の山腹に入っていく登山道入口があります。小さな札も出ています。しばらくは狭くて急な登りですが,すぐに稜線上の落ち着いた登りとなり,標高130mほど稼ぐと,Cの398m峰に到着です。猫の額ほどの山頂ですが,初めて正面に明星ヶ岳の姿が見えます。
 ここから、稜線は左に折れて一旦下がります。鞍部あたりで木が倒れて少し歩きにくくなっていました。登り始めると,すぐに植林帯となり,いよいよ標高差140mほどの連続急登の始まりです。この登り,標高差はたいしたこと無いもののとにかく傾斜が急なので,けっこう息が上がります。空が開けてきたら,まもなく三角点のある山頂Fです。ここはあっさりと離れて,北峰を目指しましょう。稜線上の道,10分もかかりません。北峰Gは地形図から565m程度と推定できます。このてっぺんも広くはありませんが,なんと言っても木がなく,南西〜北〜南東が見渡せます。上のパノラマ写真をぜひご覧下さい。まさに南鈴鹿の展望台です。山頂に先に来られていた方と長い時間,山談義を交わし,写真を撮りまくり,その後お弁当&ビアタイムを楽しんでいると,さっきの団体さんがやってきました。もう場所がないので,ちょっと崖の方によってなんとか場所を確保しながら,あれが仙ヶ岳,こっちが那須ヶ原山・・・なんて説明していました。今度は団体さんが発つのを待って,ゆっくりと準備しました。
 下りは,同じルートでは芸がない?ので,谷を下るルートを降りてみました。この情報も,山頂で出会った方から教えていただきました。北峰と三角点峰の中間あたりで,稜線から外れて南東に下っていく道です。入口は写真Hのような感じです。しばらくは山腹をトラバースしますが,やがて谷の源頭部に立ち,そこからはこの谷に沿って歩きやすい道がついていました。気づけば山頂からわずか半時間で,駐車場@まで下っていました。

山行記録(羽黒山):日時−2005年10月16日、天候−晴れ。14:20 正法寺山荘跡近くに駐車、14:40 鳥居のある登山口Aより登山開始、15:00 羽黒山山頂D着、休憩。15:30 山頂発、15:55 鳥居のある登山口A、16:05 駐車地着。

 下りが楽々コースだったこともあり,明星ヶ岳だけでは少し物足りなかったので,山頂から見下ろした羽黒山に登ってみることにしました。羽黒山は,下から見ても,上から見ても,なんと言っても山腹に散りばめられた巨岩が目を引く山です。大きな岩があれば必ず信仰の対象となります。ここも,奥州の羽黒山にちなんで名付けられ,修験道の道場となっていたようです。大岩の下には羽黒神社Bがあり,今でも山伏姿の人々が登ってくることでしょう・・・この日は誰にも会いませんでしたが・・・・
 神社から登山道に戻り,上を目指すと,やがて岩の上に出られる場所が何箇所かあります。Cで出てみると,なかなか爽快な風景です。近くにはもっとも大きい大岩が天を突き上げていました。その後,傾斜は緩くなり,稜線上の道を進むと,三角点のある羽黒山山頂Dに着きます。
 ここから明星ヶ岳の素晴らしい姿が北に見えます。南には,錫杖ヶ岳の鋭鋒,西には鈴鹿最南部の山々。低いけれど,なかなか楽しい山です。


MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(亀山)をベースに作成いたしました。

写真の番号は地図の番号と対応しています。


周囲からの明星ヶ岳 滋賀の山・山姿写真集より。詳細データはそちらをご覧下さい。)


四方草山から



臼杵ヶ岳登山道から



錫杖ヶ岳から