サクラグチ   Mt. Sakuraguchi

鈴鹿南部、野洲川ダム湖の南側に大きく壁のように立ちはだかる山塊がこのサクラグチです。ダム北側の政子・奥草山から眺めると、ダム湖の上に肩を張った堂々とした姿を見せてくれます。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。


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山行写真
撮影日:2003/4/13 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5、Pentax Zoom 80-200mm F4


野洲川ダム堰堤と奥草山 P
野洲川ダム堰堤の横に駐車スペースがあります。2010年ごろダムの大改修があり、雰囲気は大きく変わりました。



登り口 @
野洲川ダム堰堤の西(琵琶湖方向)約100mのところに登り口があります。写真の左には落石防止の山腹を覆う大きなネットがあり、
その右にこのような衝立状ネットの部分があります。この左右どちら側からでも山に入れます。赤いテープとマジックの文字が目印。



大植林帯 A
登り口からしばらくは根っこを掴む急登ですが、少し左の高みに登ると、このような植林帯の台地に出ます。



稜線に乗る B
植林帯の中を左に左に寄りながら登ると、やがて左は急斜面でその下にはダム湖が見えてきます。
写真ではほとんど見えませんが、鹿よけネットが左にあります。このネットに沿って、稜線の左端を登っていきます。




急登高 B-C間
鹿よけネット沿いの急な登りです。写真でも少し急登の雰囲気は出ていますね。



山頂部 B-C間
鹿よけネット沿いの登りから、時折見えるサクラグチの山頂部です。左が本当の山頂のようです。



植林縁を登る C
途中から、左に植林、右に二次林といった境目を登っていきます。



主稜線上のアセビ D
やがて、野洲川谷と平行に走る主稜線上の峰(789m)に出ます。南向きの大崩壊地があり、その縁でアセビの花が迎えてくれました。



大崩壊地から能登ヶ峰 D
南に向けた崩壊地ですから、南向きの眺めは最高です。正面には能登ヶ峰760m。山頂の左寄りに大笹原。これが「鹿の楽園」です。



大崩壊地から能登ヶ峰(笹原のアップ) D
望遠レンズで鹿の楽園の笹原をアップに。獣道が見えています。その向こうの丸い頭はベンケイ762m。




大崩壊地から仙ヶ岳 D
その左には、仙ヶ岳961mの勇姿が。



御所平 D
仙ヶ岳の右には御所平が続きます。



主稜線上の縦走路 E
主稜線上は、まだ新芽の出ていない雑木林の中の気持ちのいい縦走路です。テープもあちこちに見えます。




主稜線からの奥草山・政子 F
下に野洲川ダム湖が見えてきます。その上には、奥草山820m。政子の峰は左側です。右端は水無山。




主稜線からの水無山と綿向山 F
その右には、綿向山1110mの姿が。水無山との鞍部に文三ハゲが見えています。右端はイハイガ岳。




主稜線からの西山、砥山 F
反対に奥草山の左には、西山722m。その右の尖峰が砥山602m。




山頂近くからの仙ヶ岳 F-G間
サクラグチ山頂が近づいてくると、仙ヶ岳の姿もずいぶんと変わりました。左に鉄塔のある野登山852mも見えてきます。



山頂近くからの宮指路岳 F-G間
その左側には、台形の宮指路岳946m山頂が出てきます。


サクラグチ山頂・三角点 G
山頂には新しい三角点の石標が埋められています。標高918.8mです。再び植林の中で、眺望はありません。




ヌタ場 G
山頂三角点のすぐ近くに大きなヌタ場がありました。



山頂から北尾根に H
帰途は山頂からほぼ真北に延びる尾根で下ります。




北尾根からの雨乞岳 H
初めて雨乞岳1238mの全容が見えました。やっぱり大きいです。黄砂のせいで霞んでいますが・・・



北尾根からの御在所岳 H
その右、さらに霞んでいますが、御在所岳1212mです。



北尾根からの鎌ヶ岳 H
さらにその右、鎌ヶ岳1161mです。鎌尾根が手前に延びてきています。手前の丸い峰は、白滝山。


北尾根からの水沢岳 H
鎌尾根の右にはドーム状の水沢岳1030m。その右に水沢峠が大きく切れ込んでいます。



北尾根からの高円山 H
さらに右、高円山945mとNTT鉄塔。



山頂を振り返る I
北尾根上の691m峰から、サクラグチ山頂を振り返ります。アセビも咲いています。



691m峰上の祠あと I
北尾根上の691mの小峰の山頂です。石組みと、祠の残骸がありました。シャクナゲが一本だけ残っていました。
昔、誰かが植えたのでしょうか?すこし、もの悲しい風景です。
たしかにこの先も急勾配が続きます。ここまで登ってくるのも大変な様子・・・・



奥草山 J
ずいぶんと下ってきました。三たび、奥草山です。もう政子の位置がよくわかりません。



尾根の突端 J
西内氏のガイド本にも書かれている、「尾根の突端」です。ここで左折しなければ下れません。

みながわは案の定まっすぐ行って、戻ってきました;;



深山橋わきの北尾根登山口 K
降り着いた先は深山橋のたもとすぐ西側です。ここから歩いてダム堰堤まで帰ります。



野洲川ダム湖からの雨乞岳 L (撮影は2010.4)
いつも車でさっさと走り抜けてしまうダム湖沿いの国道からは、雨乞、綿向、奥草などなかなかの眺めでした。たまには歩いてみるのもいいですね。




山行記録:日時−2003年4月13日、天候−晴れ。11:45 野洲川ダム堰堤の駐車地P発、12:05 鹿よけネット沿いの登りにつく、12:15 ネットの左に出る、12:45 主稜線大崩壊地上の山頂D(789m)着、昼食、13:00 出発、13:45 サクラグチ山頂G着、14:05 山頂出発、14:40 北尾根上691m峰山頂I、15:15 深山橋のたもとにK下山。15:55 野洲川ダム堰堤の駐車地P着。

 久々にいいお天気の休日。三月に政子からこのサクラグチを見て、すぐにでも登りたいと思っていましたので、迷わずやってきました。登り口はすぐ見つかりましたが、登り始めると踏み跡は不明瞭、しかも石積みのような廃墟を登るため、ちょっと苦労しました。段の上に登って左を見ると、いい踏み跡があったので、行ってみました。すると、植林帯の台地に出て、歩きやすくなりました。ただ、そのまままっすぐ上がっていくとまた踏み跡は消え、登りも急になりました。左に寄ってみると、ほぼ台地の左端にしっかりした踏み跡を見つけました。ここからはいっさい迷う心配はありませんでした。さて、踏み跡はしっかりしたものの、傾斜はかなり急で、特に鹿よけネット沿いの登りになって、さらに急登になってきました。あえぎながら登っていくと、やがてネットの左に出、二次林が現れ、少し藪こぎをしたかと思えば、突然明るい稜線上に飛び出しました。ここがサクラグチ主稜線上の789m峰のほぼ山頂で、南には大崩壊地があり、能登ヶ峰、御所平、仙ヶ岳などが視界いっぱいに広がっていました。あまりに気持ちのいい場所なので、予定を変更してお弁当タイムとしました。
 そこからはサクラグチ主稜線上の縦走路、素晴らしい道でした。この日は新緑はまだふいていませんでしたが、新緑や紅葉の頃は、さぞかし素晴らしいんじゃないかとおもいます。やがて鞍部を経て登りきると891m峰。少し霞のかかった日ではありましたが、左右に時々眺望が開け、中でもダム湖を越えて見る、向側の奥草山〜綿向山は素晴らしい眺めでした。再び鞍部を越えて最後の登りを登りきると、残念ながら稜線は植林に覆われてしまいます。こんな高いところまで植林になってしまっていて、それだけが少し残念でした。山頂はそんなわけで眺望はなく、三角点が薄暗い林の中に立っています。近くには大きなヌタ場がありました。
 少し休んで、今度は北尾根を下ります。こちらも鹿よけネットが何回も現れる傾斜の急な道ですが、眺望は登路よりずっと良く、とりわけ800m付近の草地からは、綿向山〜雨乞岳〜御在所岳〜鎌ヶ岳〜水沢岳〜高円山と、このあたりの名山が、ほぼ同時に見えました。残念ながら黄砂が出ていたのか、透明度が悪かったので、空気の澄んだ日にぜひもう一度来たいと思いました。あとはひたすら尾根を下っていきます。何ヶ所か、尾根が不明瞭になったり道が尾根から離れたりという箇所がありましたが、テープがかなりしっかりと付いていましたので、迷う心配はありませんでした。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(土山)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。

 


周囲からのサクラグチ(滋賀の山・山姿写真集より抜粋。詳細データはそちらをご覧下さい。)


政子から



猪の鼻ヶ岳から



大洞の頭から