寒風から仏ヶ平へ   Mt.Samukaze to Mt.Hotokegahira


撮影日:2009/12/27 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5

鈴鹿山脈最南部のそのまた南部、国道25号線の旧道、あるいは加太越えの関西線のすぐ北にある山です。寒風は標高461mで、その西にある仏ヶ平は565m。仏ヶ平にしても標高はあまりありませんが、なかなかいい形の峰のほぼ山頂に、紅白の巨大な鉄塔が乗っているのが印象的な山です。両山とも、登るだけならさして苦労はありませんが、その間をつなぐ尾根を通って、連登するのは、なかなか面白いルートをとることになります。年末の小春日和、初めてこの両山に登りました。寒風山頂ではさすがにぞっとするほど寒い風が吹いていました。寒風から仏ヶ平への尾根は、少しややこしく、一回間違った尾根に入ってしまいました。正しい尾根は最初快適でしたが、最後、仏ヶ平から北東に延びる尾根に乗る前が大変でした。仏ヶ平からの下りは鉄塔巡視路。さっきの難路のあとだけに、まさにハイウェイでした。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

仏ヶ平山頂からの眺望へ
ルートマップへ
周囲からの寒風と仏ヶ平へ




金場トンネル @
国道(旧)25号線のトンネルです。旧道といっても、現役の25号線。そのわりに車はほとんど通っていません。
車はほとんどすべて、新道、つまり西名阪道を通っています。この写真は金場トンネルを西から東にくぐる方向です。





林道入口 A
トンネルを出てすぐ、左手(北)に向かう林道があります。これに入ります。入口はロープで車が入れないようにしてありました。




砂防ダムの上から B
少し登ると、砂防ダムがあって林道は終わりです。その堰堤の上から西を見ています。あの黄色い看板あたりから山に入りました。




斜面を登る C
尾根に向かい、斜めに上がって行きます。あちこちに杣道の踏み跡があるので、それに沿って。




尾根に乗る D
やがて稜線に乗りました。金場トンネルの上から始まる稜線です。よく踏まれた尾根道です。




尾根道を進む E
赤いテープや杭が定期的にあります。方向はほぼ真北です。




マンリョウの実 E-F間
庭園などではよく見ますが、自然の山ではそんなに遇えない真っ赤な実です。




仏ヶ平 E-F間
左の木々がまばらになったところで、後で目指す仏ヶ平の山頂部が見えました。




右に曲がり始めた尾根 F
やがて尾根が右に曲がり始めます。




溝干山〜高畑山 F-G間
今度は、鈴鹿峠近くの山が見えてきました。左のピークが溝干山770m。右端が高畑山773mです。




北東に向く G
小さな峰を越えたらさらに曲がって、北東に向きを変えました。




錫杖ヶ岳 G-H間
南が開けたところから伊賀山地の名山・錫杖ヶ岳です。逆光ですが、よく目立ちます。




寒風間近 H
寒風への最後の登りです。




寒風山頂 I
三角点がある寒風の山頂。標高461.1m。休んでいると、やはりぞくぞくと寒くなってきました。




ヤブツバキ H-G間
山頂からUターンして仏ヶ平を目指します。途中、稜線で藪椿がきれいに咲いていました。




那須ヶ原山 H-G間
木の枝の間から北西を見ると、鈴鹿最南部の盟主、那須ヶ原山800m(左)が、三ツ頭を右に従えて立っていました。高圧線が邪魔ですが・・・




尾根を下る Jの手前
仏ヶ平に行くには、北西へ向かう尾根に乗らなければなりません。最初、これかな?と入った尾根は、やがてJの先で
行き止まり・・・間違ったようです。25分はロスしました。でも、ラッキーなことに、ここはみごとな眺望がありました。





四方草山 J
Jからの四方草山です。




三子山 J
これも、初めて見る角度です。たまには道を間違ってみるものですね・・・?




小さな峰の頂 K
間違った尾根から脱出し、地形図を見直しました。正しい尾根はこの峰から出ているようです。ここから北西(右斜め前方)に下ってみることに。




尾根の入口 K
Kからほんの少し北西に下ったところです。まだ半信半疑で下って行きます。




尾根らしくなる K-L間
やがて尾根らしくなってきました。これで間違いないでしょう。




401m峰と仏ヶ平 L
開けたところがあり、奥に仏ヶ平、手前にはこれから越える401m峰です。




尾根の様子 L
そこの尾根の様子です。伐採されて明るい尾根です。忠実に尾根上をたどります。




401m峰への登り L-M間




やせ尾根 M
401m峰を越えると、尾根はやせてきました。岩尾根を下って振り返ったところ。ここはちょっとヤバかったです。




尾根が急に M-N間
その先で、尾根が急激に登り始めました。傾斜はどんどんきつくなって行きます。




尾根が無くなる N
傾斜がきつくなった行きつく先は、山腹に吸収され、完全に尾根が消失しました。木を掴まないとずり落ちそうな急傾斜ですが、
なんとか杉の木を掴んで重い体を引き上げ、上の尾根まで登りました。杉の木がないと、登るのは厳しい傾斜でした。





上方の尾根 N-O間
なんとか攀じ登ると、上には踏み跡のついた、いい尾根がありました。テープも見えています。




山頂近し O
なかなか歩きやすい尾根ですが、ところどころこのように痩せていました。




山頂の巨大な鉄塔 O-P間
やがて、山頂直下の巨大な紅白の鉄塔の足元に出てきました。ここからは、鈴鹿南部の眺望が楽しめます。




仏ヶ平・山頂直下の鉄塔下からの眺望(O-P間)
北から東が眺望できます。その順で紹介します。


三子山
ほぼ真北に鈴鹿峠の名物、三子山568m(北峰)です。でも、高圧線が何ともわずらわしいですね^^




四方草山
北北東にある四方草(しおそ)山667mです。ま後ろにははるかに雨乞岳1238m、その右手前にはベンケイや御所平の姿も確認できます。




仙ヶ岳
鈴鹿南部の名峰・仙ヶ岳961m。双耳峰です。左手前は臼杵ヶ岳697mです。仙ヶ岳の左後方には御在所岳、双耳峰の隙間からは鎌ヶ岳の山頂部の姿も。




御在所岳
その御在所岳1212mを超望遠で。左方向、一つ手前に高円山945mが見えています。




明星ヶ岳
北東には明星ヶ岳565mです。




寒風
そして、ほぼ東。さっき登った寒風461mが、眼下に見えています。その向こうは亀山の工場地帯。






仏ヶ平の山頂 P
標高565mの山頂です。植林の中でした。眺望も三角点もありません。




巡視路を下る P-Q間
仏ヶ平からの下りは、山頂直下の紅白鉄塔を含む高圧線の巡視路を使いました。山頂から南に延びる尾根上です。
ゴムの階段があちこちにあり、危険な個所には下のように鉄橋があります。まさに山上のハイウェイです。





錫杖ヶ岳 Q
山頂の次の鉄塔下Qからは、錫杖が間近です。




さらに尾根を下る Q-R間




マンリョウ Q-R間
寒風の登りでも見たマンリョウの実に、再び出合いました。無色に近い冬の山では、刺激的なほどの赤です。




経塚山 R
次の鉄塔Rまで下ってきました。ここには経塚がありました。そして、偶然にも真西に経塚山623mの姿も。
経塚山は東から見ると削られて無残な姿をさらしていますが、こちらからだと、昔のまま。いい姿です。





巡視路を下る S
Rで尾根から外れて右(西)の谷に下ります。その後、谷沿いに旧国道を目指します。最後に、JR関西線の上を越えると・・・




旧国道へ
25号線の旧国道に出てきました。鉄塔がすぐ横に立っています。ここから登る場合は、これが目印。




山行記録:日時−2009年12月27日、天候−晴れ。10:04 25号線の旧国道Pに駐車、金場トンネルをくぐって、10:10 林道入口A、10:15 堰堤B上を渡って、山中へ。10:36 Dで尾根に乗る、11:05 尾根が右に曲がるG、11:18 寒風山頂I到着、昼食、11:26 あまりに寒いので昼食を飲込んで出発、11:41 間違った尾根に突入、12:06 Jで撮影後Gに戻り、Kから正しい尾根に。12:20 尾根上の開けた場所L、12:40 岩尾根M、12:57 Nから尾根に攀じ登る、13:30 山頂直下の鉄塔下、ここで13:43まで撮影。13:47 仏ヶ平・山頂P、下山開始。14:04 鉄塔Q、14:15 鉄塔R、14:35 線路を越えて旧国道へ。14:56 駐車地P着。


ルートマップ
図中の数字は写真と対応しています。



この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(鈴鹿峠)をベースに作成いたしました。

周囲からの寒風と仏ヶ平(滋賀の山、山姿写真集・鈴鹿最南部より)


三ツ頭からの仏ヶ平と寒風
三ツ頭山頂東より。山頂近くに鉄塔のあるのが仏ヶ平。その左のピークが寒風。2004年10月11日。



仙ヶ岳からの寒風と仏ヶ平
仙ヶ岳東峰付近より。ほぼ中央に寒風。その右が仏ヶ平。寒風の左斜め後ろに伊賀の名山・錫杖ヶ岳。
下の白い橋脚は、当時工事中の新名神道のもの。2001年10月6日。




錫杖ヶ岳からの仏ヶ平と寒風

錫杖ヶ岳・山頂より。左の山頂近くに紅白の鉄塔を持つのが仏ヶ平565m。その右が寒風461mです。
後方には鈴鹿南部〜中南部の山々。最後方に左から西山722m、綿向山1110m、雨乞岳1238m、御在所岳1212m、鎌ヶ岳1161m。
そのほかにも、三子山、四方草山、能登ヶ峰、御所平、仙ヶ岳。ほんとうにいろいろな山が見えています。2008年10月12日。