「ロンドンの冬の公園」   Parks in London, in Winter

秋の紅葉が落ちる頃、イングランドの公園は、いよいよ冬を迎えます。色あせた公園になるのかと思ったら、このころから雨が多くなるせいか、緑の下草は再び元気を取り戻します。そしてロンドンの冬の特徴は日の短さと太陽の低さです。お昼でも日本の夕暮れのように長い影を引き、印象的な光の場を作ってくれます。そんなわけで、冬の公園もすごくきれいでした。

Photo by Minagawa, 2003-2004






11/28、ケンジントン・ガーデンズの冬枯れの並木。




同じくケンジントン・ガーデンズの冬枯れの並木。
でも、下草はきれいな緑色を復活。夏〜秋の6番と同じ場所・構図です。




ケンジントン・ガーデンズのラウンド・ポンドにて。まだ2時というのに、
順光で撮ると、このように撮影者の長い影ができているのがわかります。




この光と影は、やはり半逆光ぐらいで撮るのがいいですね。ケンジントン・ガーデンズにて。




ケンジントン・ガーデンズの並木です。秋の写真の17枚目と同じ場所・同じ構図で撮りました。
見比べると、やはり冬枯れは寂しいものです・・・・・
この写真の壁紙(1024×768)は、こちら




12/61 バターシー・パークにて。遠くから見ると葉が残っているのかと思うほど
茶色い木です。近づいてみると、このように葉はまったくありません。でも、
うす茶色に見える何かが、枝にはあるようです。不思議な木です。
この日は、この季節のロンドンらしく、分厚い雲に覆われています。
この季節は、ほとんどがこういうお天気です。でもやはり写真は晴天がいいなぁ・・・・




12/7  ロンドン南西部のリッチモンドにて。ここは、リッチモンド・パークに続く
テムズ川(右端)沿いの緑地です。




リッチモンド・パークは、最も広大な公園です。ヨーロッパ一と言われています。
公園の入り口近くで、名残の紅葉を見つけました。こんな巨大な公園でさえ、
地下鉄の駅から歩いて15分ほどで入り口にたどり着けます。




ここは園内だけで一周12kmほどの周回ハイキングコースが取れます。このコースを
踏破すると、秋に歩いたハムステッド・ヒースより更に一回り大きいのが実感できます。



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大きな木の下は、葉っぱが落ちても子供達の遊び場です。



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リッチモンド・パークは、昔、王室の狩り場だったので、いまでも鹿たちがたくさん暮らしています。
でも、半分野生といった感じで、奈良公園の鹿のように鹿煎餅をもらったりするほど人間には
慣れていません。まず出会ったのは、アカシカ (Red Deer (Cervus elaphus)) の群です。
この種は、従来からこの地に住んでいたそうです。



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アカシカのオスです。首周りの長い毛、そして先の尖った大きな角が素晴らしい鹿です。
この距離(8mほど)でも時折威嚇し、これ以上近寄ると、怒るぞ!といった表情です。



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こちらの群は、明らかに色が違います。ダマジカ (Fallow Deer (Cervus dama )) です。この種は、
千年ほど前に、大陸から連れてこられた種類だそうです。お腹から足にかけて白っぽく、
一部を除いて鹿子模様、つまり白い斑点が見られます。



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ダマジカのもう一つの大きな特徴は、トナカイやヘラシカと同様に、
ヘラのように扁平になったオスの角です。



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広大な公園と半分野生化した鹿の群。うらやましい光景です。



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リッチモンドの公園のはずれで。ロンドンのほとんどの公園にはリスが住んでいます。
こちらも、決してなついてはいませんが、この時期、ナッツ類を持っていれば、
こんな感じに近づいてくれます。でも、あげるなら塩などで味付けしていない
ナッツを、それでも、くれぐれもあげすぎないように。



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グリーン・パーク。意外に今まで訪れることがなく、冬になってはじめて入りました。
この四重の並木はなかなか見栄えがしました。ちょうどバッキンガムから入った所です。




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サザーク・パーク。ちょっとマイナーな公園ですが、並木はなかなか
きれいでした。サザークというより、ラザー・ハイスにある公園です。



撮影日、撮影場所:1-5 :2003.11.28  ケンジントン・ガーデンズにて。
             6  :2003.12.6 バターシー・パークにて。
             7-16 :2003.12.7 リッチモンド・パークとその周辺にて。
             17 :2004.1.5 グリーン。パークにて。
             18 :2004.1.11 サザーク・パークにて。
Photo by Minagawa